「うんうんうん。いずれにしろ、その内に、しっかりと伊寿美ちゃんの旦那様は私の前にも、姿を現す。」
佐津香。
「その通りでございます。」
伊寿美、
「何たって、家が…、すぐそこ。ですから。」
「それにしても…、凄いよね~~。上に3人のお姉さん。ちょっと…、おばさん、想像付かない。どんな家庭環境なのかって…。…と言うか…。…って、事は、男性は、その人と、おとうさんの2人だけ…。」
その話に伊寿美、両眉をチョコンと上下に。
「ふん。まっ。確かに、家に行けば…、全くの女っ気ばっか。なんだ…けど~~。」
佐津香、
「なんだけど~~???」
「驚くなかれ。」
伊寿美。
佐津香、その声に、また目をパチクリとさせて、
「へっ…???」
優維香、
「岳燈君のおとうさん。警視庁捜査第二課の警部殿~~。」
いきなり佐津香、目を真ん丸にして、
「う~~~っそ~~~~!!!」
伊寿美、そんな佐津香の驚きの顔に、なにやら困ったような顔で…、
「はい~~~。実は…そういう訳で~~。まま、彼の家に入ると~~。確かに、家の中は女性っ気が…。どうしたって、おとうさんからは…、3人のお姉さんたちも…。」
伊寿美、苦笑いするように。
そして、優維香も同様に、
「敵わないよね~~。」
「いや。」
佐津香、
「でもさぁ~~???…おとうさんが…、警部。…って。…って言うか…。まま、私の勝手な想像なんだけ…ど~~。おとうさんが警察の人で…、子供が…???…4人って…、しかも…、女性3人に、男性1人。これだけでも凄い。」
その話に伊寿美も、
「うんうんうん。私もそれ、最初に疑った~~。…ってか、疑うって言うのも変だけど~~。イメージ的には、凄いよね、刑事の4人も子供…???」
優維香、
「確かにね~~。」
「でも…、お姉さんたちから話を聞くと~~。そもそも、警部さんって、まっ。絶対には…と、言う事でもないらしいけど…。それほど、刑事みたいに、現場に出る事はないんだって。ほら、ドラマなんかで、ぞろぞろと~~。その中に警部殿~~。それが…、毎回…ではない。って。殆どはデスクワークなんだって~~。」
佐津香、2度頷き、
「へぇ~~~。そうなんだ~~。」
「しかも…。」
伊寿美、
「捜査第二課、ドラマで言えば、捜査一課って、殺人とか…のイメージ多いけど、二課は金融系ってイメージでしょ。」
佐津香、今度は顔を上下に素早く、
「うんうんうん。確かに。ドラマを見てるとね。」
「だから。お姉さんたちが言ってるんだけど~~。刑事だからと言って、絶対に、身の危険に晒されるって言うのって。…まっ、確かに~~。身を守る意味では拳銃を携帯。するけど~~。そんな…。…って言うか、警視庁って、まっ、確かに。県警と同じような…。でも…。警部自ら先頭に立って、現場にって…。結構…、内勤だけなんだって。それに…、捜査二課なら、尚更。」
その話に優維香はチョコンと頷いて。
佐津香、また目をパチクリさせて、
「へぇ~~。そうなんだ~~。」
「うん。」
伊寿美。
「いやいやいや。ドラマ見てると警視庁って、必ず出てきて、刑事たち、常に現場にって…。イメージ…強い~~。」
「殺人や強盗。ある意味、そういうイメージ強いもんね~~。」
伊寿美。
佐津香、
「うんうんうん。」
「でも…、岳燈のおとうさん。警部さん。凡そ国家公務員。まず、危険性はなし。」
「へっ…???警部さん、国家公務員って、警察官って、全部が国家公務員じゃないの…???」
「いやいやいや。」
優維香、
「それ言ったら、あちらこちらの交番のお巡りさんまで国家公務員になっちゃうじゃな~~い。あのお巡りさんたちは、地方公務員~~。あぁ~~。喉乾いた~~。」
椅子から立ち上がり優維香。
「へっ…???…うそ。」
またまた目をパチクリと佐津香。けれども、
「あっ。そっか~~。役所の職員って、確かに、地方公務員だよね~~。…と言うと…、それと同じ…???…お巡りさんって…。」
伊寿美、口を尖らせて、
「ふん。そうみたい。…だから、地方公務員も国家公務員も、それぞれ試験あるもんねぇ。だから~~。岳燈のおとうさん…。警部さんは国家公務員なんだって。あ。ほらほら。ドラマの相棒。あの杉下右京だって、警部。だから国家公務員~~。」
佐津香、目を見開いて、
「あ~~、あ~~。うんうんうん。な~~るほど~~。そう言われてみれば~~。」
「それに~~。もうひとつ。岳燈のおとうさん。凄いんだって。」
伊寿美、優維香を見てニンマリと。
優維香、そんな伊寿美を見て、
「ふん。と~~っても、優しい~~。」
いきなり佐津香、
「わ~~お~~。」
「しかも…、子供の扱いに手慣れてる~~。」
優維香。
「…ってね~~。」
伊寿美、
「自分の子供が女性でしょう~~。最初の女の子からそうだって~~。」
佐津香、
「へぇ~~え~~。」

好きになれない。 vol,003. 「旦那様は私の前にも、姿を現す。」
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