エトランゼの帰り道。
和歌葉、
「…けど。ほ~~んと、可愛いよね~~。赤ちゃん。」
巴、
「うんうんうん。はは、私…赤ちゃん、欲しくなってきた~~。」
そんな巴に千晶、
「かかかか、だったら、し~~っかりと…、いいひとゲットしなきゃね~~。」
その一言に巴、腕組みしながら、
「な~~んだよね~~。」
数回頷き…。
「いいよ千晶は~~。しっかりと…彼氏…いるんだし~~。」
和歌葉、巴の顔を見て…。
そして巴も同じく、
「ね~~~。」
そんな巴と和歌葉を見て千晶、
「そこ~~。うるさいよ~~。かかかか。」
和歌葉、
「ふん。また…合コン…計画…、立てなきゃ。」
そんな和歌葉に巴、
「わっ。あっ。それ…、私…乗った~~。はいはいはい。和歌葉~~。」
大はしゃぎの巴。
和歌葉、
「かっかかか。前回は茉祐子になっちゃったもんね~~。」
巴、体をぐるぐる右左に揺らしながら、
「もぅ~~。」
茉祐子、困ったような笑い声で…、
「でもさ~~巴~~。」
茉祐子、和歌葉を見て、
「ねぇ~~~。」
和歌葉、
「ま…ぁ…ねぇ~~。」
巴、
「でも…、イケメン…だったんでしょう~~???」
茉祐子、
「まっ、そりゃ…、イケメンは…イケメン…では…、あったんだけ…ど~~。」
和歌葉、茉祐子を見て、
「ま…ぁ…ねぇ~~。」
茉祐子、
「いくらなんでも…、ありゃ…、着いていけないよ~~。」
和歌葉、
「ま…ぁ…ねぇ~~。」
巴、いきり立ちながら、
「もぅ~~。私も顔…見たかった~~。」
茉祐子、そんな巴を抑えるように、
「まぁ…まぁ…。」
和歌葉、
「ま…ぁ…ねぇ~~。」
千晶、腕組みして、
「ふん。私も…どんなイケメンなのか…、見てみたかってのは…あるよね~~。」
そこに巴、
「あんたは、どの顔して、それ…言う~~???」
千晶の顔に巴、口を尖らせて…。
茉祐子、
「私はいいよ。まだまだ、そんな気分になれないよ。」
「…って、言いながら茉祐子~~。あんた…今、26よ、このまま30目指しても男…いない気~~???」
巴、茉祐子に突っ込む。
茉祐子、
「いやいやいや。そんな…訳じゃあ…ない…けどさ~~。」
和歌葉、
「ま…ぁ…ねぇ~~。」
「…って言うか、さっきから…何…???和歌葉…、その…、ま…ぁ…ねぇ~~。」
顔を傾げて巴。
千晶も茉祐子も、
「あっ。」
何かしら、遠くを見ていそうな和歌葉、
「…えっ…???…はっ…???」
「だから…、何が、ま…ぁ…ねぇ~~。…なのよ~~。」
巴。膨れっ面をして。
そんな巴に、和歌葉、
「えっ…???あっ。ははははは。」
千晶、茉祐子、
「はぁ~~あ…???」
和歌葉、恥ずかしそうに…、髪を撫でながら、
「あ、ははははは…。は。…なんかさ…。さっきの…。」
3人、
「さっきの…???」
和歌葉、半ば下を向いて、
「なんかさ…。…瑛輔君の…、好きな女性…。気になってさ…。」
その和歌葉の声に3人絶句。
数秒…。
3人共に、
「え-―――――――――っ!!!」
巴、
「わっ。わわわわわわわ。わっ!!!和歌葉。」
和歌葉に近づき、オデコに左手を…、真剣な顔をして、
「熱…あんじゃないの…???」
そして、
「…ん…???熱は…ないよな…。…って、嘘でしょ。あんた、和歌葉…、瑛輔~~~~。」
千晶、
「わお。」
茉祐子、
「凄っ。」
巴、
「マジ…。」
その瞬間、和歌葉、
「えっ…???やだ。何…???…もしかして…、私…が、瑛輔君、好きだって…???」
その和歌葉の声に3人、共に首を縦に、2、3回。
そんな3人を見て和歌葉、口を真一文字に…。そして、
「ぷっ。な~~に言ってんのよ~~。…んな訳ないじゃ~~ん。だから~~。瑛輔君の好きな女性って、誰かな~~って…。単にそう思っただけ~~。私の恋愛対象に、なるわけ、ないでしょ。もぅ~~~。」
その声に3人、共に顔を見合わせて…。
和歌葉、
「それに~~。私…、年下に…興味…ないから…。」
その言葉に3人、目が点。
巴、和歌葉をクシャリと睨みながら、
「まぎ…らわ…しぃ~~。」
そして千晶と茉祐子、大きな声で、
「もぅっ!!!」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.20. エトランゼの帰り道。
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庄司紗千 「雫音〜shizukune〜」
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。