プロっぽい文章が書けるコツ30「させていただく症候群」 | 現役ブックライター廣田祥吾の「文章の悩み、承ります。」

現役ブックライター廣田祥吾の「文章の悩み、承ります。」

書籍専門の現役ブックライター廣田祥吾のブログです。
文章歴25年、ビジネス研修やセミナーに4年以上関わってきた経験から、プロっぽい文章が書けるコツや文章の悩みの解決、ビジネスに役立つ知識や考え方、仕事やプライベートもちょっとだけ。織り交ぜながら綴っています。

「文章を書くのが苦手」「もっと上手な文章を書きたい」
そんなことを思っている人が、少し意識するだけでプロっぽい文章を書けるようになるコツがたくさんあります。

今回は「させていただく症候群」について。

前回の「い抜き言葉・ら抜き言葉」に次いで、よく使われるのが「さ入れ言葉」とでも言いましょうか、とにかく「させていただく」という表現を多用することです。
例文問題です。どちらが正しい「させていただく」の使い方でしょうか?

・今回は、私のほうで料金を勉強させていただきます。

・ランチセットとデザートを頼むので、ここで2時間ほど受験勉強させていただけますか?

例文の内容はともかく、どちらもよく使う言い方ではないでしょうか。
「させていただく」の意味をきちんと把握していれば、わかります。正解は後者です。

「させていただく」は本来、相手から許可を受けて行うときに使います。

前者の例文の「料金を勉強する(マケる・値引きする)」は、勉強する側が自主的に行うことで、相手から許可を得ることではないですよね。
この場合は「勉強します・勉強致します」で構いません。
一方で、後者の例文の「受験勉強」は、その場所を勉強場所にするかどうかを許可するのは相手側なので、このような聞き方になりますね。

「させていただく」という表現自体は間違ったものではないので、使用することは問題ないのですが、注意が必要なのです。
とにかくへりくだっているように聞こえて、相手に失礼のないように、丁寧に話している雰囲気があるので、使いまくってしまうとは思います。
しかし相手に依っては無礼だと感じられてしまうこともあるので、注意しましょう。

以上、今回は「させていただく症候群」について、お伝え致しました。