本日のマスタークラスでは「項靱帯(こうじんたい)」についてやりました!!(第三章ですね。第一章が「AIの苦悩」、第二章が「最近の性を巡る話題」、そして第三章が「コラーゲンとエラスチン」でした)。
全身のPrimitiveなつながりを取り戻す上で重要なポイントになりますので、丁寧にやりましょう!
そもその、この「項靱帯」を適切にGlideすると首の位置が自動的に良い場所に行くようになるかもしれないという期待があります。
その前に前提を確認しておきましょう。
今回の二項対立は「コラーゲン」と「エラスチン」です。
コラーゲンやエラスチンというと、そこにヒアルロン酸を加えたくなるのが、美容洗脳です。
でも、こういうミスリードしか招かない議論を一旦捨てて、我々はシンプルに解剖学に基づきましょう。
すると、Fasciaというのは(特に靭帯や腱)というのは2つの主成分でできていることが分かります。
それが、コラーゲンとエラスチンです。
Fasciaにおいて大事と考えている弾性(elastic)とエラスチン(elastin)は明らかに同じ語源です(というか、弾性力のあるタンパク質ということで、エラスチンと呼ばれます)。
ですから、エラスチンはエラスティック(弾性)があると覚えれば、コラーゲンは弾性がないということになります(女性です。冗談です)。
そうすると、こういうマトリックスになります。
エラスチンー弾性(エラスティック)
コラーゲンー硬い
そして、エラスチンは黄色く、逆にコラーゲンは白いので(Fasciaのイメージは白です)、このマトリックスに付け加えて、
黄色ーエラスチンーエラスティック(弾性)
白色ーコラーゲンー硬い(伸び縮みしない)
となります。
で、我々が触診できやすく一番分かりやすいのが、項靱帯(こうじんたい)です。外後頭隆起からC7(頚椎7番)の棘突起までついています。そもそもは四つ足動物が頭を筋肉ではなく、このゴム状の靭帯で引っ張っていたのです。もしコラーゲンだけなら、首はむち打ちのときのギブスのようになってしまいます。エラスチンが豊富な黄色い項靱帯である必要があります(その名も黄色靱帯というとう椎弓を結ぶ靭帯もまたエラスチンが豊富な黄色い靭帯です。ということは、この黄色靱帯にアプローチをできれば、Glideさせられれば、前屈はもっとエレガントになるかも!)
で、エラスチンの含有量を見ると一目瞭然なのですが、項靱帯、動脈、肺、真皮です。どれも伸び縮みしなくてはいけません。肺は膨らみ縮み、皮膚も項靱帯も伸び縮みしなくてはいけません。動脈はもちろん!
ですから、こういう図で学ばずに(学びすぎずに)、まず上流から情報を取りましょう(上方から情報w)。

コラーゲンと言えば膠(にかわ)です。
膠(ニカワ)とはゼラチンであり、ゼラチンとは、そもそも「動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え抽出したもの」です。
煮凝りですね。
コラーゲン(英語: collagen、ドイツ語: Kollagen)は、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ。多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質の約30%を占める程多い。また、コラーゲンは体内で働くだけでなく人間生活に様々に利用されている。皮革は動物の皮が用いられているが、主成分はコラーゲンである。コラーゲン注入剤は美容目的の医薬品である[1]。ゼラチンはコラーゲンを変性させたものであり、食品、化粧品など様々に用いられる。(Wikipedia「コラーゲン」)
また語源を踏まえると、コラーゲンという言葉はギリシャ語の膠(にかわ)(Kolla)から来ています。
ギリシャ語でKollaというのは繋ぎ止めるものという意味です(Yogaと音が似ているーーーかな?)。転じて接着剤とか膠(にかわ)となります。骨と骨を繋ぎ止めるのがコラーゲンです。
ギリシャ語のKolla(コッラ:「膠(にかわ・のり)」)と-gen(ゲン:~を生じるもの」「~の源」)からできているので、コラーゲンという言葉は「糊のもと」「膠の素」ということです。そして、実際にそのように人類は動物の靭帯から膠(にかわ)を取り出してきました。
そして、コラーゲンだけではなく、コラージュもまたここから来ているそうです(紙を貼り付ける接着剤に膠(Kolla)を使っていたから、コラージュだそうで)。
というわけで、エラスチンは弾性のもと、コラーゲンは膠(にかわ)のもとです。
ちなみに、語源で考えると、エラスチンというかエラスティック(弾性)はそもそも、古代ギリシャ語: elaunein(エラウネイン)から来ています。
elaunein(エラウネイン)
意味:「打ち鍛える」「(馬などを)駆り立てる」「推進する」
が後に派生して
elastikos(エラスティコス)
意味:「推進力のある」「反発力のある」
となり、17世紀頃にelastic(弾性のある)という言葉が作られ、その後、そのようなタンパク質をエラスチン(elastin)と名付けました。ポイントはゴム(弾性)です。元に戻る能力です。それがまさに「推進力」や「駆り立てる」ことにつながります。
というわけで、繰り返しになりますが、エラスチンは弾性(Elastic)のもと、コラーゲンは膠(にかわ:Kolla)のもとです。
ただ、気をつけたいのは、我々が煮凝りとして摂取するコラーゲンはタンパク質の熱変性を経ているということです。ですから、糊の性質がかなり失われています。あのイメージでコラーゲンを考えたら気の毒です。
また余談ながら、コラーゲンがそのまま使われるという説(タンパク質はアミノ酸まで分解されるから、コラーゲンを摂ってもコラーゲンにならないという素朴な説への反論)ついては、Wikipediaにこうあります。
ポイントは「(コラーゲンは)ほかのタンパク質と比べて、さらにアミノ酸へまで分解されるのではないオリゴペプチドの状態で吸収されていることが明らかとなっている」という点です。
コラーゲンの特徴は、ほかの大部分がアミノ酸にまで分解されるタンパク質の消化とは多少異なる[17]。ほかのタンパク質と比べて、さらにアミノ酸へまで分解されるのではないオリゴペプチドの状態で吸収されていることが明らかとなっている[12]。上記コラーゲンの成分のうちヒドロキシプロリンがコラーゲンに特徴的なアミノ酸である[12]。1962年には、コラーゲンが加水分解されたゼラチンの摂取量が増えるほど、ヒドロキシプロリンがアミノ酸と結合したジペプチド~オリゴペプチドが血中に増加することが判明した[12]。
その後は、技術的な不足もあり研究には間があったが、近年ペプチドの解析技術が進み、2005年にはコラーゲンペプチドを摂取するとヒドロキシプロリンを含むジペプチド及びトリペプチド(正確にはPro-Hypがほとんどで、他にAla-Hyp、Ala-Hyp-Gly、Pro-Hyp-Gly、Leu-Hyp、Ile-Hyp、Phe-Hypが検出された)が血中に増加することが判明した[17]。これらは消化酵素に抵抗性がある性質を持つため、推測ではアミノ酸にまで分解されにくく血中に移行しやすい[17]。ヒドロキシプロリン残基を含むペプチドは細胞の働きを活性化させる様々な生理的活性が報告されている。コラーゲンを経口摂取することでヒドロキシプロリンペプチドの血中濃度が長時間上昇すること、ペプチドが線維芽細胞を刺激し再生を促進することが明らかとなった[18][12]。
この真偽は今後の研究を待つ必要があるでしょうが、この議論自体は非常に興味深いです。
というわけで、こんなマトリックスでFasciaを理解しましょう!
黄色ーエラスチンーエラスティック(弾性)ー伸びて元に戻る能力(反発力)
白色ーコラーゲンー硬い(伸び縮みしない)ー膠(にかわ)、接着剤(固定)
ということです。
とすると、なおさらGlideということが重要になり、内圧そして粉流体(スターチ)の理解が必須になってくる気がしています。ガツガツ行きましょう!!
ちなみに、タイトルは「だいじろー」さんの素晴らしい「じとぢの違い」「ずとづの違い」の話でした。図々(ずうずう)しい爺(じじい)は、図々(づず)しい爺(ぢじぃ)なのです(唐突!)(でも、エラスチンとコラーゲンと共に一緒に紹介したかったので)。
無意識にやっていることを意識的に分離(Divide)していくことで(Rゆらぎ)、我々は自分と再びつながり(Yoga)(Re-ligion)、高いレベルで再び統合できるのです。コラーゲンとエラスチンも同様です!
明日は!!
The World Artist Festival!!!

