世界は存在しないし、時間も存在しない、、、
でも、熱はある、、、、
いや、熱もないけれど、エントロピーは存在する、、、、そんな世界に僕らは生きています。いや「世界」は無いのですがw
コーヒーがカップの中にあり、これからミルクを注ごうとしているときは、コーヒーはカップの中にあり、ミルクは外にあります。我々はコーヒーの分子とミルクの分子について何らかの情報を持っています。
しかし、ミルクをコーヒーに落とすとエントロピーが増大します。
落とした瞬間はミルクはミルクで集まり、コーヒーはコーヒーで存在していますが、コーヒーとミルクが相互干渉して、エントロピーは増大していき、カフェオレになっていきます。
無知は増大します。
その無知は観測者から見ての無知ですが、観測者とカフェオレの相互作用が重要なので(そもそも客観的現実世界が無いので)、無知が増大し、どこにコーヒーがあり、どこにミルクがあるかはわからない状態になっています。
このカップをブラックホールに投げ捨てたら、果たしてエントロピーは減るのかというのが、ブラックホールの熱力学のテーマの一つでした。
もしエントロピーが減るとしたら(従来のブラックホール理論であれば、減りました)、ブラックホールはマクスウェルの魔として機能することになります。
ブラックホール=マクスウェルの魔???
まあ、それはともかく、話を戻すと、カップの中にはコーヒーとミルクがあるという情報は持っています。
これを飲んだとしても、流して捨てたとしても、もっとエントロピーは増大します。
エントロピーは増大の方向にしか行かず(熱力学の第二法則ですね)、情報理論で考えれば無知の拡大です。
これはコーヒーとミルクが相互作用した結果としての無知の増大です。
そしてこれは不可逆的です。
割れてしまったハンプティ・ダンプティを誰ももとには戻せず、覆水は盆に返らず、カフェオレはコーヒーとミルクに戻りません。
これをちょっと引いて観測すると「時間が流れた」と見做せるということです。
*ブラックホールは絶対零度、すなわち完全秩序ではなく、少しだけエントロピーを持ちます。だからこそ、マクスウェルの魔にはならず、そしてブラックではなくグレイであり、十分な時間があれば蒸発します(ホーキング放射)
しかし、ニュートンが考えたような統一的な時間(絶対時間)は存在せず、相互作用があるのみです。相互作用は無知を拡大し、不可逆的な反応を次々と起こします(ニュートン力学では、すべての力学的反応は可逆的でした。方程式の上では)。
なぜ不可逆的かと言えば、熱が発生するからです。
永久に運動を続けているかに見える、惑星の運行も月の運行も実は少しずつ熱が発生し、不可逆的に変化しています(海水の温度はわずかに上昇し、月は離れていきます)。
しかし熱というのも大雑把な言い方で、実際はより可能性が高いものへと移動するということです。
コーヒーとミルクが一緒にあって分離しているよりは、混じり合っている可能世界の方が確率論的に高くなるのです。そちらへ移動するのです。
これを直感的に理解するのが大数の法則かもしれません。
一回一回はランダムな反応であっても、何十万回、何億回と繰り返すと、パターンに従います。
それは確率論的に起こりやすいものに収束するということです。
ここに存在しない「時間の流れ」を我々は無意識に見てしまうということです(もちろんニュートン以降の我々の思考形式です(繰り返しますが、時間は存在しませんが、相互作用は存在します。そこに熱を媒介とする不可逆的反応もあります)。
この相互作用を僕らの懐かしい言葉で言えば「縁」ということになります。
相互作用という縁。
袖振り合うも他生の縁、ですw
いや、縁というか、縁起ですね。
釈迦の悟りと言われているものです。
すなわち縁起がすべてであり、世界も宇宙もアプリオリには存在しないのです。
とすると、僕らが主観的に「時間が稠密に」とか「濃い時間を過ごす」とか、「時間の流れ方が変わる」と言っていたものの内実が物理学的にクリアになってきます。
時計はひとつの基準であり、絶対的なものさしではないということです。
そして主観的に体感として「時間の流れ」が変わるような出来事は存在し、実際にある意味で「時間の流れ」は変わっています。
我々の主観的な(そしてそちらの方がはるかに重要な)「時間」とは、実は情報のやりとりであり、相互作用です。
その相互作用は(言うなれば触媒を用いて)加速させることが可能です(単純に温度差を激しく生じさせえば良く、情報の格差を生じさせて、そこに相互作用を生じさせれば良いので)。
とすると、時間は存在せず、世界も存在しない我々の世界で、時を早め、世界を書き換えることが可能になるということです。
やはり物理学というのは役に立ちます。
時間の矢とエントロピーは密接に関連しており、それは熱を中心とした物語でした。
ボルツマンの熱力学はシャノンの情報理論でも使われています(そこにマクスウェルの魔が大きく関わっていると思うのですが、なぜカルロ・ロベッリが一切触れないのかは分かりません)。
この議論のほとんどは過去記事でも繰り返してきていますし、寺子屋でも取り上げています(「熱力学」「シャノンの情報理論」「ブラックホールの熱力学」など)。
ただ繰り返し繰り返し学び続けることで、文化的な制約(平たく言えば洗脳)から自由になれます。
自由になれるとできることが増えるのです。
そうするとたとえばOnLine MenTor2期で扱っている呪術や魔術や陰陽師、風水などの不思議な世界が、不思議ではなく理論化されてくるのが分かってくると思います。
また自分の直観も同様です。
解剖学も物理学です。
物理学を楽しく学びながら、自分の可能性を広げていきましょう!!
ここらへんはまた講座などで、スッキリ理解できるように整理しておきます!
カルロ・ロベッリも言っていますが、はじめに思いつくのは天才の業(わざ)ですが、それをトレースするのは本当に易しいことです(天才の業に比べたら、ですが)。
ですので、僕らも丁寧に一挙に物理学を頭にインストールしましょう。そうすると数百億年を移動して、数万光年を移動したのと同じです!!
そしていくつか告知を!!
まず、「まといのば」の気功整体師(ソルジャー)を希望する方の登録を開始します!
これは登録を募るだけで、特に義務は発生しません(ただ何らかのサービスというか、情報提供は優先的にしようと思っていますが、まだ分かりません)。
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