脇役の魅力 - 「ゼーンプラッテ」 | ドイツ・マリエン薬局のメディカルハーブティー 自然療法ショップブログ

脇役の魅力 - 「ゼーンプラッテ」

プリーン市といえば、なんといってもキム湖が見所第一。
市の公式な名称も「プリーン・アム・キームゼー」
(キム湖の沿岸にあるプリーン)となっています。

ですがプリーン周辺には、それ以外にも湖が複数あります。

例えば、「ゼーンプラッテ」。

キム湖の北西に位置する、6キロメートル × 4キロメートルくらいのこの一帯には、
小さな湖たちが点在しています。
「ゼーンプラッテ」(湖プレート)という名前も、この地理的な特徴からきています。

キム湖からさほど遠くないのに、
ゼーンプラッテまで行くと雰囲気がかなり変わります。
静かで、素朴で、
農家の日常に即した、普段着の様子がうかがえます。





お天気がゆるせば、サイクリングに最適。
旅行者の喧噪から離れて、
「自分だけのアルペンタイム」をすごすのもいいですね。

出会う景色は、
ダイナミックな自然と、レトロな風景の2重奏。

おそらく地元の人しか名前を知らない、
小さな湖たちがひっそりと水をたたえ
(この水はキム湖へと流れているそうです)
ブナの森が、これも深い静寂のなかで息づいています。


ときどき、ログハウスが森のなかにぽつんとあったりして、
こういうのもけっこう隠れ家的で、素敵です。




私個人的には、
秋が深まる時期に、森の小道を落ち葉をがさがさ踏みしめて歩くのが好きです。




でも夏の時期、
暑さと人並みからちょっと逃れて、
生き生きした緑のなかで英気を充電するのもいいですね。

くねくね曲がった田舎道を行くと、
クリの木に縁取られた民家のなかに、何気なく食堂があったりして、
コーヒーブレイクや食事もできます。
(いつも開いてるとはかぎらないので要チェックですが)



そして、この地域全体が、何ともノスタルジックな雰囲気です。

ツタに覆われた労働者風の家、
昔は実際に、この辺りで雇われた人が住んでたであろう建物は、
今では物置になってるのかな?
入り口においてある如雨露やブラシに、ちょっと生活感もあるような…




まるで19世紀くらいまで逆戻りしたような、
古い映画のセットになりそうな、ゼーンプラッテ。
サイクラーにはけっこう良い穴場です。

基本的に主役より脇役に引かれることの多い私は、
このゼーンプラッテのように、
ステージ中央で華々しくスポットライトを浴びるキム湖のそばで、
ストーリーの細部を慎ましく紡いでいく脇役的な存在にも、
大いに魅力を感じています。