先に投稿した野尻眞先生の症例報告部分をシェアさせて頂きます。また、最後の方に、友人である春田博之先生の経験とご意見のシェアとして、新型コロナウイルスワクチンの副反応軽減に荊芥連翹湯が役立つ可能性が高いという一文も載せさせて頂きました。ご一読下さい。
以下は芦屋こころとからだのクリニック春田博之先生のご体験です。
私自身の診療での手ごたえとして、荊芥連翹湯を初期から使用していると重症化しにくのではないかという感触を得ています。(また、余談ですが、荊芥連翹湯を内服されている方はコロナのmRNAワクチンを接種してもほとんど副反応が起きていません。2回目接種後もです。ただ自己免疫疾患のある方や体力の弱っている方では荊芥連翹湯を内服されていてもワクチン接種後体調不良が中々改善しにくい方もあります。また、モデルナワクチンの副反応もある程度抑えているようですが、2回目接種で高熱が3日間収まらなかったかたもあります。)
そして、コロナに罹患すると荊芥連翹湯を内服し防衛していても、炎症症状は続き、いいようのない倦怠感の持続を訴える方が多いです。このような場合には十味敗毒湯が役に立っています。(ツムラのボクソクの入っているものが良く効きます。ボクソクにはサイトカインストームを抑える働きが報告されています。他のメーカーの十味敗毒湯には桜皮(オウヒ)が使われています。)
これについては、岐阜県の白川病院 野尻 眞 先生が十味敗毒湯で新型コロナ患者さんを治療された報告をされています。
一番上の図に描きましたように、新型コロナウイルスに対する防衛及び初期治療に荊芥連翹湯、そして炎症に対する症状に十味敗毒湯を合わせてゆく戦略を基本軸にし、その他の症状に対して適宜、方剤併用もしくは変更を考えてゆくのが良いのではないかと考えるに至っております。
