【第2話】「今度は親か…」——子育てが終わったと思ったら始まった“介護の入り口”に絶望した話
第1話の続きです。
長男が家を出て。
ようやく自分の時間ができると思っていた私。
でも現実は違いました。
人生って不思議です。
何かが終わると。
また別の何かが始まる。
そして私の場合。
それは「親の老い」でした。
■母からの電話
その電話は平日の夕方でした。
仕事を終えて帰宅途中。
珍しく母から電話がかかってきたんです。
普段なら。
「元気?」
「野菜送るね」
そんな内容ばかり。
でもその日の声は違いました。
「ちょっと相談があるんだけど……」
妙に弱々しかったんです。
■父の異変
週末。
私は実家へ向かいました。
そこで見た父の姿に驚きました。
小さくなっていたんです。
身体も。
背中も。
声も。
私の記憶の中の父は。
大きかった。
怖かった。
頼もしかった。
なのに。
目の前にいる父は。
「老人」になっていました。
■衝撃の一言
夕飯の時。
母が小声で言いました。
「最近ね、お父さん同じこと何回も聞くの」
私は笑いました。
年齢的なものだろうと。
でも。
その日の父は。
本当に同じ話を3回していました。
そして。
昼に話した内容を忘れていたんです。
私は急に怖くなりました。
「まさか……」
頭に浮かんだ言葉を。
私は必死で打ち消しました。
■親はずっと元気だと思っていた
不思議ですよね。
親って。
いつまでも親なんです。
だから。
どこかで勝手に思っていました。
「まだ大丈夫」
「うちの親は元気」
「介護なんてもっと先」
でも。
現実は違いました。
気づいた時には。
少しずつ始まっていたんです。
■夫の反応
帰宅して。
私は夫に話しました。
父のこと。
母の不安。
実家の様子。
すると夫は。
「うちも同じだよ」
そう言ったんです。
義父も。
義母も。
確かに70代後半。
よく考えれば当然でした。
私たちは。
子どもの親であると同時に。
高齢の親を持つ子どもでもあったんです。
■SNSで見た言葉
その頃。
SNSで見かけた投稿があります。
「40代後半から人生ハードモードになる」
仕事。
親の介護。
子どもの進学。
自分の体調不良。
全部同時に来る。
という内容でした。
コメント欄には。
「まさに今それ」
「笑えない」
「毎日綱渡り」
そんな声が並んでいました。
私はスマホを見ながら思いました。
「みんな同じなんだな」
でも。
同時に。
「これから先どうなるんだろう」
という不安も大きくなっていったんです。
■追い打ち
そして。
数週間後。
私の人生をさらに揺るがす出来事が起きました。
夫の机の引き出しから。
偶然。
見てはいけないものを見つけてしまったんです。
それは。
今まで信じていた夫婦関係を根底から揺るがすものでした。
(第3話へ続く)
■管理人より
アラフィフ世代から非常に多く寄せられるのが、「子育てが終わったら今度は介護だった」という声です。
親の老いは突然ではなく、少しずつやってきます。
だからこそ気づいた時の衝撃は大きいものです。
■体験談募集
・親の老いを実感した瞬間
・介護の始まり
・アラフィフの悩み
・親と自分の将来への不安
あなたの体験談をお待ちしています。
