【最終話】「私、このまま終わりたくない」40歳手前でやっと気づいたこと
第4話の続きです。
電車の窓に映った、自分の顔。
疲れていて。
無表情で。
まるで毎日を“こなすだけ”で生きている人みたいでした。
その瞬間。
私はふと思ったんです。
「私、最近ちゃんと笑ってたっけ?」
思い返してみても。
最後に心から笑った日が思い出せませんでした。
■誰かのためだけの人生
20代の頃は。
もっと未来に期待していました。
結婚して。
子どもができて。
家族に囲まれて。
きっと幸せになるんだろうって。
もちろん、今が不幸なわけじゃありません。
子どもは大切です。
家族も大事。
でも。
気づけば私は、“誰かのため”だけで生きるようになっていました。
家族優先。
子ども優先。
夫優先。
その結果。
“自分自身”が空っぽになっていたんです。
■久しぶりに一人で出かけた日
ある休日。
私は久しぶりに、一人で街へ出ました。
特別な目的はありません。
ただ。
少しだけ、家から離れたかった。
誰にも急かされず。
誰の予定にも合わせず。
“自分のためだけの時間”を過ごしてみたかったんです。
■カフェで泣きそうになった
駅前のカフェに入りました。
平日の昼間。
静かな店内。
私はカフェラテを頼んで、窓際の席に座りました。
たったそれだけなのに。
なぜか、泣きそうになったんです。
温かい飲み物を、ゆっくり飲む。
誰にも呼ばれない。
急かされない。
そんな時間を、私はずっと忘れていました。
■“私”を思い出した瞬間
そのあと、少しだけ買い物をしました。
高い物じゃありません。
好きだった香水。
少しだけいいハンドクリーム。
明るい色のリップ。
昔の私は、こういう小さな物にワクワクしていた。
でもいつからか。
「自分のためにお金を使うこと」が、悪いことみたいになっていました。
母親なんだから。
妻なんだから。
もう若くないんだから。
そんな言葉で、自分を押し込めていたんです。
■帰宅後の夫
帰宅すると、夫はソファでスマホを見ていました。
私に気づいても、特に何も言わない。
昔なら、その態度に寂しくなっていたと思います。
でもその日は、少しだけ違いました。
私は心の中で思ったんです。
“この人がどうか”だけで、私の価値は決まらない。
■40歳は「終わり」じゃなかった
若い頃は。
40歳って、もっと“終わり”みたいな年齢だと思っていました。
でも実際は違った。
確かに体力は落ちる。
シワも増える。
でも。
やっと“自分の人生”を考え始める年齢でもあるんだ
最近、そう思うようになりました。
■このまま終わりたくない
夫が変わるかは分かりません。
生活が劇的に変わるわけでもない。
それでも。
私はもう、“自分を後回しにするだけの人生”にはしたくない。
少しずつでも。
小さなことでも。
「私自身」を取り戻したい。
そう思ったんです。
40歳手前。
やっと私は。
“誰かのためだけじゃない人生”を考え始めました。
■管理人より
アラフォー世代は、家庭や仕事を優先し続けた結果、“自分自身”を見失ってしまう方が本当に多いです。
でも、「自分を大切にしたい」と思うことは、決してわがままではありません。
40代は終わりではなく、“これからの人生を考え直す時期”なのかもしれません。
小さなことでも、自分を後回しにしない時間を持ってほしい。
そう感じさせられるお話でした。
■体験談募集
アラフォー女性の夫婦関係・人生の孤独・自分探し体験談を募集しています。
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・自分が空っぽに感じる
・40代から人生を考え直した
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