第3話】「母親なんだから仕方ないよ」その言葉で諦め続けたもの

第2話の続きです。


「浮気でもするの?」


夫にそう言われてから。

私はまた、“自分を出すこと”が少し怖くなっていました。


綺麗になりたい。

ちゃんとした服を着たい。

少しだけ、自分を好きでいたい。


そんな気持ちすら。


どこか“恥ずかしいこと”みたいに感じてしまっていたんです。


■「母親なんだから」

子どもが産まれてから。

私の人生には、“母親なんだから”が増えていきました。


夜泣きで眠れなくても。

熱があっても。

疲れていても。


「母親なんだから仕方ない」


好きだったヒールを履かなくなったのも。

美容院を我慢するようになったのも。

自分の服を後回しにするようになったのも。


全部。


“母親だから当然”


そうやって飲み込んできました。


■夫は変わらなかった

でも不思議なんです。


子どもが産まれても、夫はあまり変わりませんでした。


休日は昼まで寝る。

飲み会にも行く。

趣味にもお金を使う。


もちろん、仕事で疲れているのは分かっています。

でも。


どうして“母親側”だけが、こんなに自分を削らないといけないんだろう。


そう思う瞬間が、増えていきました。


■「ママなんだから」が呪いになる

ある日、久しぶりに少し明るい色の服を買いました。


本当に、ただそれだけ。


でも、着て出かけようとした時。

子どもに言われたんです。


「ママ、その服いつもと違うね」


悪気なんてありません。

ただの感想。


でも私は、一瞬で恥ずかしくなってしまった。


“母親らしくない”気がして。


結局、その服はほとんど着ないままクローゼットの奥にしまいました。


■SNSで見かけた同級生

最近、SNSで高校時代の同級生を見かけました。


同じ40前後なのに。


綺麗で。

楽しそうで。

ちゃんと“自分の人生”を生きている感じがしたんです。


旅行。

カフェ。

ネイル。


もちろん、SNSなんていい部分しか載せない。

それは分かっています。


でも。


私はいつから。


「自分の人生を楽しむこと」に罪悪感を持つようになったんだろう。


■夫婦なのに会話がない

最近、夫との会話はほとんどありません。


「明日ゴミお願い」

「子どもの予定これね」

「醤油なくなった」


連絡事項ばかり。


夫婦というより。


“共同生活の同居人”みたいでした。


昔は、もっと話していたのに。

笑っていたのに。


いつから、こんな風になったんだろう。


■ある夜、突然思ったこと

その日の夜。

子どもも夫も寝たあと、一人でリビングに座っていました。


静かな部屋。

テレビの音だけが流れている。


その時。


ふと頭に浮かんだんです。


「私、このまま終わるのかな」って。


恋愛したいわけじゃない。

派手な人生が欲しいわけでもない。


でも。


このまま。

“誰かのためだけ”で人生が終わっていくのが、急に怖くなったんです。


(第4話へ続きます)


■管理人より

アラフォー世代の女性は、“母親役”と“妻役”を長く続ける中で、自分自身を後回しにしてしまう方が本当に多いです。


でも、人は役割だけでは生きられません。

「自分の人生を楽しみたい」と思うことは、決して悪いことではないはずです。


“母親なんだから”という言葉に、自分を縛りすぎなくてもいい。

そう感じさせられる内容でした。


■体験談募集

アラフォー女性の孤独・夫婦関係・人生のモヤモヤ体験談を募集しています。

・自分を後回しにしてしまう
・夫婦が会話だけの関係になった
・このまま終わるのか不安になる


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