【第3話】「もう限界」私がモラハラ夫との離婚を決意した日
第2話の続きです。
子どもの誕生日。
せっかく笑顔で終わらせたかった一日なのに。
私は、トイレの中で泣いていました。
夫に言われた、たった一言。
「センスないなぁ」
でも、その一言の裏には。
これまで積み重なってきた無数の否定がありました。
■壊れていたのは私だった
その頃の私は、完全におかしくなっていました。
夫の機嫌で気分が決まる。
音に怯える。
常に緊張している。
夜、夫の車の音が聞こえるだけで動悸がするようになっていました。
それなのに。
私はずっと、
「私が悪い」
そう思い込んでいたんです。
■子どもの一言
決定的だったのは、その数日後でした。
子どもがジュースをこぼしてしまったんです。
その瞬間、子どもが怯えた顔で言いました。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
私はハッとしました。
まだ小さい子です。
怒鳴ったわけでもない。
なのに、必要以上に怯えている。
そしてその時、気づいてしまったんです。
この子も、夫の顔色をうかがってる。
■初めて相談した
私は勇気を出して、実母に相談しました。
でも、最初はうまく言葉にできませんでした。
だって夫は、暴力を振るうわけじゃない。
それでも、話しているうちに涙が止まらなくなったんです。
すると母は、静かにこう言いました。
「それ、普通じゃないよ」
その瞬間。
糸が切れたみたいに、涙があふれました。
ああ。
やっぱり、おかしかったんだ。
■離婚を切り出した夜
その後、私は少しずつ準備を始めました。
通帳。
役所。
仕事探し。
怖かったです。
でも、それ以上に。
このまま子どもを育てるほうが怖かった。
そしてある夜。
私は夫に言いました。
「離婚したい」
■夫の反応
夫は最初、信じられないという顔をしていました。
そして笑いながら言ったんです。
「お前、一人で生きていけるの?」
以前の私なら、その言葉で折れていたと思います。
でも、その時は違いました。
不思議なくらい、冷静だったんです。
私は夫を見て、はっきり言いました。
「もう、あなたの顔色を見ながら生きるのは終わりにしたい」
■現在
離婚までは、本当に大変でした。
何度も揉めました。
怖くなる日もありました。
でも今。
私はようやく、“普通に息ができる”感覚を取り戻しています。
子どもも、以前よりよく笑うようになりました。
■同じように苦しんでいる方へ
もし今、誰かの顔色を見ながら生きているなら。
毎日否定されて、自分が分からなくなっているなら。
どうか知ってください。
それは“あなたが悪い”わけじゃありません。
あなたが壊れてしまう前に。
自分を守る選択をしていいんです。
■管理人より
モラハラは、“心を支配する暴力”です。
殴られていないから大丈夫。
生活できているから問題ない。
そうやって我慢を続けてしまう方は少なくありません。
でも、本当に怖いのは。
「自分が悪い」と思い込まされてしまうことです。
今回のお話のように、子どもへの影響をきっかけに気づくケースも多い。
苦しい時は、一人で抱え込まないでほしいと思います。
■体験談募集
夫婦関係・モラハラ・離婚に関する体験談を募集しています。
・否定され続けた日々
・子どもへの影響
・離婚を決意したきっかけ
あなたの経験を、ぜひ聞かせてください。
