【実母トラブル②】気づけば、私の育児は“母のもの”になっていました
前回の続きです。
「あなたのためよ」
その言葉を繰り返す母に、私は何も言い返せなくなっていました。
でも、違和感は消えませんでした。
むしろ、日を追うごとに大きくなっていきました。
母の訪問は、どんどん増えていきました。
最初は週に一度だったのが、気づけばほぼ毎日。
連絡もなく、突然来ることもありました。
インターホンが鳴るたびに、胸がざわつくようになっていました。
ある日、私は外出から帰宅しました。
玄関を開けた瞬間、違和感がありました。
部屋の空気が、少し違う。
そしてリビングに入ると、母がいました。
鍵は閉めていたはずでした。
私は驚いて聞きました。
「どうやって入ったの?」
母は何でもないように言いました。
「前にもらった鍵、使っただけよ」
私は言葉を失いました。
確かに、出産直後に一度だけ渡したことがありました。
でも、それは「緊急時のため」でした。
こんなふうに、自由に出入りするためじゃない。
母は続けました。
「部屋、少し片付けておいたから」
リビングを見ると、家具の位置が少し変わっていました。
キッチンも、私の使い方とは違う配置になっていました。
私は言いました。
「勝手にやらないで」
すると母は、少し不機嫌そうに言いました。
「何よ、その言い方」
「あなたのためにやってるのに」
またその言葉でした。
私は何も言えなくなりました。
でも、内心は限界に近づいていました。
それだけではありませんでした。
母は、子どもへの接し方まで変えていきました。
「それ食べさせないで」
「まだ早い」
「こうしなさい」
気づけば、私が何かをする前に母が先に動くようになっていました。
私は、ただ見ているだけ。
自分の子どもなのに。
ある日、私はふと気づきました。
私は“母親”じゃなくなっている
その感覚が、一番つらかったです。
そして決定的な出来事が起きました。
その日、私は少し体調が悪く、横になっていました。
母が来て、子どもを見てくれていました。
ありがたいはずなのに、心は落ち着きませんでした。
しばらくして、リビングから声が聞こえました。
母が、子どもに話しかけていました。
「ママはダメねぇ」
「ちゃんとできないもんね」
その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になりました。
私はゆっくりと起き上がり、リビングに向かいました。
母は気づいていませんでした。
私はその場で、何も言えませんでした。
ただ、胸の奥が締め付けられていました。
悲しいのか、悔しいのか、分かりませんでした。
でも、はっきりしていることがありました。
このままじゃダメだ
私はその夜、一人で考えました。
このまま我慢し続けるのか。
それとも――
ちゃんと向き合うのか。
そして私は、決めました。
もう、はっきり言う
次回、最終回。
ついに母に本音をぶつけます。
そして、親子関係は大きく変わることになります。
■管理人より
実母の過干渉は、「善意」があるからこそ止まりにくい問題です。
・距離感の崩壊
・役割の侵食
・心理的支配
放置すると、精神的負担が大きくなります。
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