【実母トラブル①】「あなたのためよ」その言葉が、一番つらかった
「それ、違うでしょ」
最初にそう言われたとき、私はただ戸惑うことしかできませんでした。
相手は、私の母です。
出産してから、私は実家の近くに引っ越しました。
理由はシンプルでした。
「いざというとき頼れるから」
初めての子育て。
不安も多く、誰かに頼れる環境があることは安心だと思っていました。
母も喜んでくれました。
「いつでも頼っていいのよ」
その言葉に、私は本当に救われた気がしていました。
でも、その関係は少しずつ変わっていきました。
最初は、本当に些細なことでした。
「抱っこの仕方、違う」
「ミルクの量、それじゃ少ない」
「泣かせっぱなしにしないで」
私はそのたびに、「そうなんだ」と思っていました。
母の言うことは正しい。
経験があるから。
そう信じていたんです。
でも、だんだん違和感が出てきました。
ある日、母が家に来たときのことです。
私はキッチンで食事の準備をしていました。
リビングでは、子どもが遊んでいました。
すると、母の声が聞こえました。
「違う違う、そうじゃないの」
慌てて見に行くと、母が子どもを抱き上げていました。
「こうやるのよ」
そう言いながら、私がさっきまでやっていたことを全部やり直していました。
私は言いました。
「さっきやったよ」
でも母は言いました。
「やり方が違うの」
その一言で、何も言えなくなりました。
私は、間違っているの?
その日から、母の言葉が頭から離れなくなりました。
何をするにも、自信が持てなくなっていったんです。
そして、それはどんどんエスカレートしていきました。
「離乳食、それじゃダメ」
「服の着せ方、違う」
「こんな育て方してたら将来困るわよ」
気づけば、否定されることが当たり前になっていました。
私はだんだん、母に見られるのが怖くなっていきました。
家に来る連絡があると、胸がざわつく。
「また何か言われる」
そう思うようになっていました。
でも、一番つらかったのはその言い方でした。
母は必ずこう言うんです。
「あなたのためよ」
その言葉で、何も言い返せなくなる。
悪気がないことも分かっている。
心配しているのも分かっている。
でも、苦しい。
ある日、私は思い切って言いました。
「少しやり方、任せてほしい」
すると母は、驚いた顔をしました。
「何言ってるの?」
そして、少し強い口調で言いました。
「あなたのために言ってるのよ?」
私はそれ以上、何も言えませんでした。
やっぱり、私は間違っているのかな。
そんなふうに思ってしまったんです。
でもそのとき、心の中で何かが引っかかりました。
これは本当に“私のため”?
そう思い始めたとき、状況はさらに大きく変わっていきました。
次回。
母の過干渉はさらにエスカレート。
育児だけでなく、生活すべてに口を出されるようになります。
そして私は、限界を迎えます。
■管理人より
実母とのトラブルは、義母よりも複雑になりやすいです。
・遠慮がない
・関係が長い
・「善意」という名の圧力
距離の取り方が非常に難しい問題です。
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