確かにそれはそれでわかります。
でもボクもそうでしたけど(ボクが生まれた年に『レット・イット・ビー』がリリースされました)、元々は初期のウィットに富んだ受け答え、溌剌とした曲に惹かれてファンになった人も少なくないのではないかと思います。
それを思い起こさせてくれるアルバムがこの『ライヴ・アット・BBC』です。
Live at the BBC/The Beatles

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イギリスのラジオ(BBC)でビートルズはライヴ演奏をしていましたけど、それがこのアルバムの音源になっています(当時、ラジオではレコードを流すのではなく、生演奏をしなくてはなりませんでした)。アルバムを通して聴くと、ラジオ番組を聴いているような構成になっていることがわかります。
ビートルズやマネージャーのブライアン・エプスタインはここのラジオでのリアクションで、カヴァー曲をアルバムに収める、収めないという判断にも使っていたようです。実際、このアルバムには未発表に終わった曲も多数、収録されています。
ビートルズが1964年にアメリカ上陸してからのライヴは正直、彼ら自身にとっても満足のいくものではありませんでした。毎回、同じソング・オーダー、金切り声で自身の演奏も聞こえない状態。
ライヴが「やっつけ仕事」的になっていたのも事実。クリエイティヴな発展がなかったから。
でも、このライヴはまだビートルズが(それなりに?)リキを入れて演奏していたのもわかりますし、彼らのライヴ・バンドとしての演奏能力もわかります。決して悪くないものだと思います。
ビートルズはこういう面を現役時代、レコードでは見せませんでした。あくまでもレコーディングしたもので勝負していました。
それはそれでよかったと思います。なんというか、安っぽさをださなかったのはスゴイ販売戦略だと思うのデス。
もちろん、彼らのファースト・アルバムはライヴ録音みたいなものですけど、あとはきちんと「作品」として作っている姿勢がスゴイなぁ、と。
他の同時代のバンド(ローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズなど)は大抵、ライヴ・アルバムを現役のときにリリースしています。そういう意味でも一線を画していたのだなぁと思います。
若さ溢れるこの作品、ぜひ聞いてみてほしいなと思います。
ただ、このジャケット、合成写真なんですよね・・・。
今日は「She loves you」(The Beatles)がよかったです。ボクがビートルズにのめりこむきっかけになった曲。

