
スイミングハイのような体験
先日、水泳を始めた話をアップしている。上はその時の記事。
泳ぎ始めてすぐに気付いたこと。
マラソン選手など長距離選手では、ランニングを続けているうちに次第に苦痛が薄らぎ、幾らかの多幸感とともに、疲れを知らず「いつまでも走れそう」と言う高揚感に包まれると言われている。これはランナーズハイとかランニングハイと言われる。
水泳を始めた当初、泳いだ距離が500mを超えると急にストレスが減り、「今日はいつまでも永遠に泳げそうだ」とスイミングハイのような急に楽になる感覚があった。そのために最初は400mとか500mくらいがやっとだったのだが、急に1000mでも容易に泳げるようになったのである。
自分の場合、当初は500m超えないとその感覚が来なかったが、明らかに感覚に断層があり、明確に意識できた。今は500mではその感覚がなく、多幸感?の大きさも以前より小さくなった。急にギアが入ったような感覚ではなく、緩やかな感覚に変わったのである。
ランナーズハイは、ずっと以前は脳内の視床下部から分泌されるエンドルフィンと呼ばれる麻薬様物質が関与していると言われていたが、今はエンドルフィンも関係はするが主ではなく、エンドカンナビノイドと言う神経伝達物質の方が関連が強いと言われている。
少なくともランニングハイの体験には、複数の神経伝達物質と、BDNFと呼ばれる脳由来神経栄養因子が関与していると言う。複数の神経伝達物質とは、
エンドカンナビノイド
エンドルフィン
セロトニン
ドパミン
ノルアドレナリン
などである。これらはいずれも、うつ状態ないし疼痛に対し治療的な神経伝達物質である。有酸素運動がうつ病に治療的と言われる根拠の1つだと思う。
また神経伝達物質ではないBDNF(脳由来神経栄養因子)も、
神経細胞の成長
シナプス形成
学習・記憶の改善
などを通じて、うつ状態の認知機能障害に対し治療的に作用する。
おそらくだが、サプリメントを毎日飲んでいると当初よりインパクトが減り効果が薄らぐように、スイミングハイの神経伝達物質も効果が鈍化するのであろう。身体がその神経伝達物質に慣れてしまう面もあるのでは?と思った。効果の腰折れといったところである。
従って、うつ状態、うつ病や疼痛に対し有酸素運動は治療的であろうが、治療として完結するほどの有効性はない。
このようにサイエンスとして言われていることを、実際に体験できると、なんだか驚きと嬉しさが入り混じった不思議な感覚になる。
おそらくそのようなこともあり僕の水泳は続いているのである。ただ今はなるべく毎日泳いで、時間を短くした。600mを30分で泳いでストレッチに移動する。
このような泳ぎ方だと食べても全く体重が増えない。体重は73kg台で安定している。