映画「遠すぎた橋」に出てくる精神病院
過去ログのダイアー・ストレーツの記事で、「遠すぎた橋」に触れている。再掲。
このアルバムでは、後半にBrothers in Armsを含め戦争に関係する楽曲が3曲ある。Ride Across The Riverを聴くと映画「遠すぎた橋」の連合軍兵士が小さな手漕ぎボートで河を渡る場面を思い出す。
「遠すぎた橋」は第2次世界大戦の連合国のマーケット・ガーデン作戦を描いている(1944年9月)。これは連合国の無謀な作戦のためドイツ軍の頑強な反撃に遭い多数の犠牲者を出すという一風変わった戦争映画である。連合軍の敗戦を描いている深い映画だと思う。
ナイメーヘンでは、第82空挺師団・504連隊が貧弱な手漕ぎボートで、機関銃掃射と迫撃砲のなか渡河を強行している。この渡河は戦史における最も勇敢な行動の1つといわれているが、そりゃそうだろう。プライベートライアンのオマハ・ビーチ上陸作戦と同じように、大変な光景だったと思われる。
この映画の最初の方でオランダの精神病院が連合軍の爆撃を受け、多くの患者さんが外に出てきている場面がある。
患者さんたちは、道沿いに並び連合軍兵士を見送っていたが、ほとんどの人は声をたて笑い続けていた。また衣類も場にそぐわない正装だったりとかなり奇妙だった。
子供の頃、この映画を水野さんの水曜ロードショーで観ていた際、あの光景には全く違和感がなかった。
しかし今考えてみると、統合失調症の患者さんとはいえ、病棟が爆撃されるという非常事態に、
あそこまで笑っていないと思うよ。
むしろ、笑っているような人はほとんどいないのではないかと思う。
昔の精神科の教科書には、古い年配の統合失調症の患者さんが高らかに笑っている写真が必ず載せられていた。(今は知らないが)。
これは「児戯的爽快」の一面でしょうなぁ・・
現代社会でも、破瓜型の荒廃状態の人はこのような笑いを見せる人はいるが、ここまで崩壊していない古い患者さんもかなり多い。
しかし、あの映画のあの時代(第二次大戦中のノルマンディー以降)では、抗精神病薬がなかったので、古い患者さんの荒廃率は高かったのではないかと思う。
ただ、統合失調症の人も非常事態では結構、締まるものなのである。(参考)
あの映画のあの場面の描写は、日本人も西欧人も精神病患者のイメージがたいして変わらないことを示していて興味深いと思う。
この映画は、1977年に公開されているからである。
参考
精神疾患における非日常の考え方(12)
2分以内に決断する(この軍医の話も「遠すぎた橋」で出てきたことを思い出した。)
精神科の怪しい伝説③
このアルバムでは、後半にBrothers in Armsを含め戦争に関係する楽曲が3曲ある。Ride Across The Riverを聴くと映画「遠すぎた橋」の連合軍兵士が小さな手漕ぎボートで河を渡る場面を思い出す。
「遠すぎた橋」は第2次世界大戦の連合国のマーケット・ガーデン作戦を描いている(1944年9月)。これは連合国の無謀な作戦のためドイツ軍の頑強な反撃に遭い多数の犠牲者を出すという一風変わった戦争映画である。連合軍の敗戦を描いている深い映画だと思う。
ナイメーヘンでは、第82空挺師団・504連隊が貧弱な手漕ぎボートで、機関銃掃射と迫撃砲のなか渡河を強行している。この渡河は戦史における最も勇敢な行動の1つといわれているが、そりゃそうだろう。プライベートライアンのオマハ・ビーチ上陸作戦と同じように、大変な光景だったと思われる。
この映画の最初の方でオランダの精神病院が連合軍の爆撃を受け、多くの患者さんが外に出てきている場面がある。
患者さんたちは、道沿いに並び連合軍兵士を見送っていたが、ほとんどの人は声をたて笑い続けていた。また衣類も場にそぐわない正装だったりとかなり奇妙だった。
子供の頃、この映画を水野さんの水曜ロードショーで観ていた際、あの光景には全く違和感がなかった。
しかし今考えてみると、統合失調症の患者さんとはいえ、病棟が爆撃されるという非常事態に、
あそこまで笑っていないと思うよ。
むしろ、笑っているような人はほとんどいないのではないかと思う。
昔の精神科の教科書には、古い年配の統合失調症の患者さんが高らかに笑っている写真が必ず載せられていた。(今は知らないが)。
これは「児戯的爽快」の一面でしょうなぁ・・
現代社会でも、破瓜型の荒廃状態の人はこのような笑いを見せる人はいるが、ここまで崩壊していない古い患者さんもかなり多い。
しかし、あの映画のあの時代(第二次大戦中のノルマンディー以降)では、抗精神病薬がなかったので、古い患者さんの荒廃率は高かったのではないかと思う。
ただ、統合失調症の人も非常事態では結構、締まるものなのである。(参考)
あの映画のあの場面の描写は、日本人も西欧人も精神病患者のイメージがたいして変わらないことを示していて興味深いと思う。
この映画は、1977年に公開されているからである。
参考
精神疾患における非日常の考え方(12)
2分以内に決断する(この軍医の話も「遠すぎた橋」で出てきたことを思い出した。)
精神科の怪しい伝説③