水戸黄門 | kyupinの日記 気が向けば更新

水戸黄門


水戸黄門の主題曲。

水戸黄門は大変な長寿番組で、僕のガキの頃からテレビで放映されていた。家族と一緒によく観ていたテレビドラマである。

水戸黄門(水戸光圀)は絶対なる権力者である。しかもその爺ちゃん(水戸光圀)は大変に善良な人で、お供を連れ、悪者を懲らしめる旅を続けているという設定であった。また、水戸黄門のお供は、助さん、格さん、風車の弥七、かげろうお銀、うっかり八兵衛に至るまで、全て善人という極めてわかりやすいキャストである。

助さん格さんの2名は驚異的な武道の達人で、ひょっとしたら、ブルース・リーをも上回るかもしれない強さを誇っていたと思う。相手は大勢で刀でかかってきているのに、片っ端から峰打ちで片付けていたからである。うっかり怪我をすることすらなかった。

どうも最初の頃、山口いづみも出ていたように思うが、山口いづみは美人過ぎて、時代劇にはちょっと合わないと思った。もし当時、宇宙戦艦ヤマトが映画化されていたなら、森雪(ないしスターシア)が適役だったと思う。

やはり水戸黄門の絶対的な女優さんは由美かおるであり、その存在感はかなりのものであった(特に温泉)。

水戸黄門は勧善懲悪モノのテレビドラマで、主人公およびその周囲の人々が変わらなかったので、お年よりから子供に至るまでわかりやすかったと思う。また視聴者の年代ごとに、同一視できる人が必ずいるので、その点でも楽しめるオマケつきである。

悪者は最初からほぼ決まっており、水戸光圀が藩主の家臣などの愚行や私腹を肥やすような企みを暴き成敗すると言う流れである。ハリウッドの映画やドラマで、最初から注意深く観ないと、どこからどこまで善で、誰が悪なのか判別不明の難解なドラマとは全く異なる。(その点でターミネーターはまだ良心的)

日本人は、日本人及びアジアの人の顔は判別しやすい。しかし外国映画では俳優さんの顔の判別がやや難しくなる。これは過去ログのパスポートの写真の話で少し触れたことがある。だから登場人物の多い、個々のキャストの善悪がはっきりしない映画はストーリーがわかりにくくなる。

日本で韓国ドラマが人気があるのは、韓国ドラマに出てくる俳優さんの顔が憶えやすいこともあるような気がする。ストーリーも、あっ!観たことある!といった風でノスタルジーに浸れるからである。

水戸黄門は基本的にキャストの年代や善悪の区分けがはっきりしており、非常に理解しやすいドラマである。だからこそだが、水戸黄門のドラマ内容がよくわからなくなったら、脳に深刻な変化が生じていると思ったほうが良い。

水戸黄門の終了5分前、助さんまたは格さんが、

静まれ、静まれぃ! この紋所が目に入らぬか!

と葵の御紋の印籠を掲げる。

こちらにおわす御方をどなたと心得る! 畏れ多くもさきの副将軍・水戸光圀公にあらせられるぞ。一同、御老公の御前である、頭が高い! 控え居ろう!

と一喝する。悪人やそういうことを知らない村人や子供達も周囲に促され、土下座して平伏するのである。

この瞬間、番組の最初から水戸光圀に感情移入していた爺ちゃんはエクスタシーを感じるのであった。(防衛機制で言う「同一視」)

この一連の出来事は、比較的難易度が低いと言わざるを得ない。こういうワンパターンの番組を観続けることが認知症の発症を防ぐかどうかは微妙であろう。

一番上の水戸黄門の主題曲の中のたぶん2番と思うが、

あとからぁ、来ぃたのに追い越されぇ~♪♪

このフレーズ・・

個人的に、競馬のGIレースのゴール前を観ているとよく思い出す。


参考

山口いづみさんの出演しているドラマ。今の若い人は知らない人も多いと思うので。