下町の町工場に、絵に描いたような「堅物オヤジ」がいました。
「とりあえず、ざっくりした見積もりでいいから
」 急ぎの客が放った一言に
「やるならちゃんと出さないと。あとで問題になるのは嫌だ。それには時間がかかる![]()
」 一点張り。
オヤジに「適当」という選択肢はないのですね。![]()
横で手伝う奥さんも「この人、いい加減なことができないのよ
」と呆れ顔。
結局、スピード重視の客は去り、仕事も利益も消えました。
効率重視の現代に、目の前のチャンスを逃してまで意地を通すオヤジ。
楽ではない暮らしの中、付き合わされる家族も大変。![]()
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でも、はしょることに慣れた私からすれば、そこまで誠実さを貫ける姿がうらやましくもありました。![]()
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「ざっくり」と言えない不器用さは、彼が守り抜いてきた職人の誇りそのものなのかも。
