何者?! 「霊媒で絵を描いているんです」ブリヂストン美術館に行った。 | まだやりたいことがある!人へ。 判断力と生命力を支える神経系コンディションマネジメント

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東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が届ける、女性リーダーのための「神経系アップデート」。最先端の神経科学と愛着理論から、脳の過緊張(食いしばり)を解放し圧倒的な器を創ります。

リンカラ~皆川公美子です。


東京駅からほど近い、ブリジストン美術館。

「描かれたチャイナドレス」の最終日に滑り込みました

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して、チャイナドレスをモチーフにした数々の絵は

とても美しかったのですが、

ふと通り過ぎようとした、

若い画家の一枚の絵に、ワタシの目は釘づけになりました。


(美術館内の撮影ができないので、図録から拝借。)


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ホンモノは特大のキャンバスで、

身をよじる躍動感がものすごい迫力。

構図がすごいとか、色彩がどうのとか、

そいういう頭で考えることより先に

身体の中心に直接訴える何かを感じて、

「え?!」と立ち止まりました。

この絵の前だけ空気がちがうような気がする。。。。


この絵の作者は久米民十郎という男性です。

何者?!

と思って美術館の資料室で調べると、

「私は精神統一をして霊感によって絵を描くので

非常に健康を害しました。

よって第三者を雇ってその者に

催眠術を施し、紙と筆を与え、そこに描かれたものに

彩色をします」

というのです。(笑)

たみじゅーろー、 やるな



もちろんこの物質社会においては、

この発言は恰好の餌食でして、

当時の読売新聞は批判的なコメントを寄せています。


まあ、そうでしょうとも




要するにチャネリング状態で描きとったものだというのです。


その真偽は分かりませんし、私は作品の価値にとって

そのことは全く重要ではないと思いますが、

この絵が周りに放つ「気」や「波動」が

とても大きかったというのが、

私の体感の印象です。




生前の彼は言います。


自分の芸術は自己と万象との霊媒である。

自分は絵画に於いて霊と霊との交流を表現しえると信ず。

自分は好んで愛を描き、生誕を描き、病苦を描き、死を描き、悩める人類を描く。



久米民十郎さんは、30歳のとき、ヨーロッパへ留学する前日に

関東大震災によって、横浜のホテルで亡くなったそうです。涙

長生きしていたら、どんな作品に出会えたんだろう。

考えるほどに残念です。

たみじゅうろうさんと会って、話をしてみたかった。

かの「老人と海」で有名な文豪ヘミングウェイが、彼のことを心配して

関東大震災のあと連絡を取ろうとしていたそうです。

きっとヘミングウェイも民十郎さんの才能に惚れていたのでしょうね。





芸術家は、

実は

自分が幸せになることにはあまり興味がない人たちです。

もちろん、お金が欲しい、まともなピアノが欲しい、

幸せな家庭が欲しい、と叫び続けていた人がほとんどですし、

かのベートーベンやモーツアルトもギャラがいくらか、

印税はいくらかばかり気にしていた。



本人たちも「自分の幸せに興味がない」と言われたら、

それは違う!と怒るでしょう。

けれど、頭で考えることの幸せ=お金と食事に恵まれている、

という状態より先に、

本能的に自分の身体を媒介として、

何かのエネルギーを表現してしまっている状態なのだと思います。


エネルギーを絵画のカタチに落とし込む、

エネルギーを音のカタチに落とし込む、



降ってくるものか、自分の中から湧いてくるものかはありますが

(私はどちらも同じだと思いますが)

どういう状態であっても

「やってしまうこと」

「そうせずにはいられないこと」

なのですね。

それは「トイレに行く」

と同じくらい  (例えが、、、すみません)

自然にやってしまうこと、

放っておいたらやってしまうこと、

なので、

何かほかの「幸せ」や「行為」と比べること自体が

行為の次元と方向が違うから、

ナンセンスなんだと私には思えます。






そんなことを考えながらのブリジストン美術館。



あ~~~~楽しかった



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