
裏手には先に紹介した新湯爆裂噴火跡の噴気もうもう地帯が広がる。

写真からもむんむん匂ってきそうな、こってり硫黄臭に包まれる
以前「円谷寺」という寺があり、そこの境内には浴場があったそうな。
そこにちなんで「寺の湯」という名になったとのこと。
奥塩原温泉としての源泉かけ流し宣言の垂れ幕?が掲げられていた。
なぜここに掲示されたかは不明。
余談だがこの源泉かけ流し宣言、日本で最初に行ったのが奈良の十津川温泉郷(そのうちアップします)。
関東初の宣言は全国で11番目だった模様。
この宣言があると、湯使いはどうかと気を揉みながら宿を迷う必要がないのが嬉しい
奥塩原 新湯温泉 「寺の湯」

入浴料300円はやはり外にある料金箱に投入する。
こちらも新湯温泉の旅館に泊まれば無料で利用可能。
ドアを開けると左右に脱衣所があるが、どちらが男用・女用とかは明記されてなかったと思う。
それぞれ中扉やカーテンなどもなく、女性はこの時点でもなかなかハードルが高そう。
それぞれ一つだけある篭の色が男女の目印ということもあるまい。
いずれにせよ、独り占めにて入浴させてもらった。
総木材の美しい浴場は2つの真ん中に温度を違えた2つの湯船があるだけで、当然のごとくシンプル。
洗い場にも例によって水道の蛇口があるだけ。
それぞれの浴槽は角度によってはほとんど色の違いが分からないが、微妙に違っていた。
注がれる源泉は同じ、源泉名「寺の湯」。
源泉温度65.8度の単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)である。
左側の熱い湯が、少し青みがかった淡い白濁。
右側のやや温度が低い湯が、僅かにダークな白色にやや濁り。
レモンイエローの沈着物によって、その色味も反映されて見えたりもする。
その左の浴槽が激熱で、どうしてもそのままでは入れなかった(^_^;)
よって入浴は右専門(;^_^A
それぞれの浴槽には同じような湯口が突き出ており、メインの穴には棒を突っ込んで湯量を調整できるようになっている。
デフォルトで投入される量が、左側が右側よりも明らかに多かった。

少しアブラ臭があり、淡いコク硫黄臭がある。
淡い苦タマゴ味がする。
酸味は「むじなの湯」と「中の湯」の間ぐらいに感じた。
pHは2.8。

右側の浴槽は42~3度ぐらいと適温。
湧出量は10リットル/分と少ないが、もちろん宣言通り、完全かけ流し。

白からクリーム色っぽい堆積物がいろんなところにへばりついてる。
スベスベ感もあり。
成分総計0.591g/kgで、内容的にも「むじなの湯」と「中の湯」の間な感じ。
硫化水素系の総計は50mgちょっと。
メタケイ酸は175.5mg。
メモに「ホーホケキョあり」って書いてあった…(・_・;)
記憶にないのだが、そのまま解釈すると、噴気の中でウグイスが鳴いていたということか。
3つの共同湯を巡っても、まだ宿の湯に立寄るにはちょっと早そうだったので、次は古町方面へ移動することにした。
奥塩原 新湯温泉 「寺の湯」
栃木県那須塩原市湯本塩原
0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
入浴料 300円(宿泊者は無料)
<源泉:寺の湯>
単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)
(酸性・低張性・高温泉)
65.8度
pH 2.8
成分総計 0.591g/kg
10リットル/分
左の熱い浴槽でやや青みがかった白濁
右の適温浴槽でやや灰色がかった白濁
微アブラ臭、淡いがコクのある硫黄臭あり
酸味、淡苦タマゴ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2015年4月入湯
※数値はH17年の分析書より










