「中の湯旅館
」では深夜に大荒れの暴風が吹きすさび、窓はガタガタビュービュー、建物も揺れ、あまりの激しさに生きた心地がしないとつぶやきながら、それをどこか楽しみつつ、朝を迎えた![]()
もちろんしっかりじっくり早朝から入湯。
しかしこの日もかなりの行程があるため、7時過ぎにチェックアウトとした。
横向温泉の上の湯にあたる、「マウント磐梯」の無料入浴券を女将にもらい、いざ出発。
横向温泉は一般的にはスキー場として知られているらしい。
「マウント磐梯」も、スキー客が多いのであろうか。
着いてみたら「中の湯」と比べてあまりにかけ離れた装いだった。
お~、リゾートのにおいもする、ヒュッテ的な雰囲気も持たせた、かなりの規模なホテルだ。
それにしても早朝から立寄り湯はできるのか。
行ってみよう!
横向温泉「マウント磐梯」
フロントで無料入浴券を見せると入浴OKとのこと![]()
ちなみに普通に立寄ると600円である。
ただし、入れる浴槽は限られてしまった。
この宿は8ヶ所15タイプの浴槽があるらしいが、ぼくが案内されたのは通常貸切風呂として使われている「八幡太郎隠し湯」。
通常は1時間2100円の貸切料金(内湯と露天を共に使用する場合)である。
おお、得した気分。
ちなみに同行者は大浴場「子宝の湯」の貸切使用だ…それもいいなぁ。
さてその貸切湯であるが、結果的に存分に楽しめた。
家族風呂と呼ぶにはもったいない十分な余裕をもった浴室だった。
まずはその浴室があるフロアまで行くと、廊下からしてあたり一面に漂うアブラ臭![]()
入る前からニンマリ、ワクワクである。
そして中に入ると、風呂は内湯と露天風呂があったのだ。
まずは内湯。
同時に3~4人はゆったり入れる広さがある。
縦にするとこんな感じ。
無色透明の単純温泉が滔々とかけ流されている。
源泉名は「神の湯」となっているが、「上の湯」でもある。
淡いアブラ臭と淡い金気臭、そして僅かに硫化水素臭。
館内に漂うほどにアブラ臭は強くないが、これはたまたまなのか。
微アブラ味に微鉄味、微タマゴ味がある。
源泉温度は44.9度と理想的なのだが、気温の低いエリアだからであろうか、加温してかけ流している。
しかし源泉そのままを蛇口から足すことができる。
茶色の湯の花が少し舞う、しっかりとしたツルスベ感のある極上湯だ。
しかも加温ながら、少し泡が付く![]()
鉄分由来であろう、赤色の沈殿物も見受けられた。
そして渓流露天風呂へ。
丸い浴槽は2~3人がゆったり入れそうな広さ。
ご覧のように雪見風呂となった。
源泉は同じなのであろう。
ただし露天は白い湯の花がわりと多く舞っていた。
湯使いも同じで、加温のみのかけ流し。
この内湯と露天風呂がセットで貸切とは何とも贅沢。
湯も加温しているとは言え、源泉も足せる(内湯)し、何より魅力的な湯だ。
ちなみに女性用の立寄り「子宝の湯」はこちら。
広々とした浴槽だが、ここでもしっかり湯はかけ流されていた。
湯上り後に館内をぶらぶらしていると、お、グッと来るパネルが飾ってある。
おお、磐梯急行電鉄
、つまり沼尻鉄道だ![]()
1969年に廃止だから、どちらにせよ自力では乗りに行けなかった。
残された写真を見て想像をたくましくすると、ぼくの脳内でガタドト走り出したぞ。
横向温泉までは鉄道は来てなかったので、ここで出会えるとは思ってなかった。
さて、この後は久しぶりに土湯温泉方面へ行くことにした。
横向温泉「マウント磐梯」
福島県耶麻郡猪苗代町横向温泉
0242-64-3911
立寄り入浴料 600円のところ、中の湯旅館でもらった入浴券にて無料
<源泉名:上の湯(神の湯)>
単純温泉(低張性・中性・高温泉)
44.9度
pH6.4
成分総計0.583g/kg
ほぼ無色透明
アブラ臭、淡金気臭、微硫化水素臭あり
微アブラ味、淡鉄味・微タマゴ味あり
しっかりしたツルスベ感あり
茶色の湯の花あり(露天では白い湯の花あり)
加温・完全かけ流し(源泉投入可能)













