7/28の山梨温泉巡り後半です。
<前半 から続く>
昼食後に向かったのは、毎分500リットル以上も自然湧出しているという、岩間温泉。
目の前の川を見るとパイプが何本も渡してあり、これは引き湯しているのかなと思った。
岩間温泉旅館は神部神社の敷地内にある鉱泉宿。
まずは神殿にお参りを。
深い木立の中の石段はそれだけで背筋が伸びる。
こんなところにある湯にありがたく浸かれるなんて、と期待して宿に向かったら…
なんと臨時休業とのこと!
また振られてしまった。
しかも沸かし湯でもあるため、立ち寄り湯の場合は事前に連絡が必要らしい。
鉱泉宿は事前の電話連絡が必須と学んだ。
源泉湧出場所だけでも見ていこうと、敷地内を散策。
これが霊泉の湧き出るところです。
浴びるわけも行かず、軽く手ですくってピチャピチャしました![]()
さて、めげずに次に向かったのが、塩山小田原温泉。
しかも一般に開放されていない、いわゆる「ジモ専」を目指してみた。
塩山小田原温泉(ジモ専)
塩山小田原温泉の場所はすぐ分かる。
そこには塩山荘という日帰りで入れる温泉施設があるのもチェック済。
その塩山荘はとある介護施設に隣接しており、その施設が以前温泉の露天風呂を作ったものの管理できず、その跡地を使ってあまった湯をそのまま引き入れているジモ専浴場があるというのだ。
…
一般開放してないため、場所を探し出した経緯は省略。
掘っ立て小屋みたいな建物を発見し、その窓から中を覗くと…資材置き場でありながら、浴場だった!
窓から覗くと広い露天風呂用に立派に岩が配置されているが、その元浴槽の中に家庭用ポリ浴槽がちょこんと鎮座している。
コーティングしたダンボールみたいなフタがしてあるが、そこに源泉の方向から勢いよく温泉が注がれているのがわかる。
どうしても入りたい…。
…
不法侵入にならないように交渉した経緯も省略。
とにかく正面から入ることができた。

そしてその湯は、予想をはるかに上回る素晴らしさだった!
42度と理想の温度の源泉が、何の手も加えられず小さな浴槽に注がれている。
完璧な温度の上、その肌触りはまさにニュルスベ!
泡も付き、超がつくほど極上の浴感だ。
白い湯の花が舞い、心地よい卵臭が鼻腔をくすぐる。
口に含んでも、なんとも美味しい卵味と絶妙の塩味…自然の味付けのバランスに思わずため息が漏れる。
もういつまででも入っていたいような湯だ。
うぅむ、これぞ山梨の温泉の底力!
まだまだ一般に知られてない名湯があるのだ!
塩山小田原温泉(ジモ専)
2010.7.28(WED) 昼過ぎ 晴れ
アルカリ性単純温泉
42℃ pH10.1 550リットル/分 自噴 (数値は塩山荘の泉質表より)
ほぼ無色透明 卵臭に卵味
ニュルスベで少し泡もつく極上の湯
もちろんそのまんまのかけ流し
塩山小田原温泉「塩山荘」
ジモ専浴場があまりによかったのでどうしようか迷ったが、ここはちゃんとお金を落としておこうと思い、すぐ近くにある一般的な立ち寄り施設の塩山荘まで行った。
この塩山荘は「ぜんしきょう…全国育児介護福祉協議会」の運営する施設で、会員だと安く泊まれるらしい。
塩山のほかには湯河原と雲仙にあるとのこと。
前情報ではここは循環しているとのことだったが、広い大浴場はドバドバとかけ流されている。
加温循環はしてるかもしれないが、このあふれる湯の量をみるとかけ流しと言ってよいだろう。
ツルスベ感もしっかり残っているし、味わいもそこそこ近いものはある。
しかし露天風呂はしっかり循環されており、塩素も臭った。
ただ、塩山小田原温泉の実力はよく分かったので、満足である。
塩山小田原温泉「塩山荘」
2010.7.28(WED) 昼過ぎ 晴れ
入浴料 500円
アルカリ性単純温泉
42℃ pH10.1 550リットル/分 1200m掘削自噴
ほぼ無色透明 淡い卵臭に卵味
ツルスベ感あり
内湯大浴場はどうやらかけ流し
露天風呂は循環
この後は裂石温泉「雲峰荘」を目指したが、立ち寄り時間外でまたも振られた。
以前泊まっているのであっさり引き下がる。
サワサキさんが温泉水を買い、一応帰途につくことにしたが…。
サワサキさんと国立で「まっちゃん」 へ行くという大事なプランがあるため、湯巡りはこの辺にしようということになった。
とりあえず20号を北上していくと、大月付近にある鉱泉が目に付く。
まずは食堂「しらかば」の看板にあった「笹子鉱泉」。
かなりヤレ感のある食堂だがそこの中に浴場があるのかと思い、案内を乞うと鄙には稀っぽい垢抜けた女性が出てきた。
聞いてみたら道路を挟んだ向かいの建物が以前笹子鉱泉として営業していたが、もう辞めてしまい、現在は<飯場>になっているとのこと…またもや廃業で振られた。
まあそういうと言うことなら住み込みで土木仕事をやればまだ鉱泉に入れるかもしれないか…などと考えつつもその場ではどうにもできず、撤退。
さらに北上すると今度は「日の出鉱泉」に到着。
日の出鉱泉
これが外から見てまるで半分廃墟。
これも廃業してしまってるだろうなぁと思いつつも敷地内に車を進めた。
玄関らしき方に回ってみると、どうやら人は住んでいるようだ。
ただ鉱泉宿としてはどう見ても営業してそうにない。
う~ん、どうしようか、あきらめるなら早く行かないと「まっちゃん
」に入れなくなるかもなぁとか考えながら車に戻ろうとしたら、建物からおっちゃんが出てきた。
思わず「お風呂に入れますか」と尋ねる我々。
「入れるよ」とのことで、もちろん入浴することに。
「男湯は壊れてるから女湯に入ってよ」と言われ、奥の扉へ向かう。
女湯というより湯女と読めるなぁ。
なぜかどきどきする扉をあけると、おお、これぞ鉱泉の浴場。
つげ義春の世界!
これぞ俺湯!
木枠の窓が並び、脱衣場と浴場はつながっており、奥に二人ばかりが入れる浴槽が。
木のフタがしっかりされている。
どれどれ、湯加減はどうだろうか…フタをあけて手をつけるととんでもなく熱い。
50度は超えているだろう。
カランをひねり、おそらく源泉と思われる水をドバドバ入れる。
ようやく入れる頃になってその湯を確かめるが、これといった特徴はない。
無色透明無味無臭、湯ざわりも普通。
薪で沸かしているため遠赤外線を感じるような温かさはあるが、それぐらい。
まあ鉱泉だし、そんなもんだろうと本日最後の湯を楽しんだ。
湯から出ておっちゃんに聞いてみた。
ぼく 「この鉱泉の泉質はなんですか」
おっちゃん 「ない」
ぼく 「どんな効能があるんですか」
おっちゃん 「ない」
こちらが「…」としてると、
「山で沸いた水を沸かしてるだけだよ」とのこと。
実際のところは分いらないし、分析をした跡なんてなかった。
まあそれでもいいじゃないか。
存在そのものが、歴史的文化だ。
これもまた俺湯!
日の出鉱泉
2010.7.28(WED) 夕方 晴れ
入浴料 500円
泉質:不明
その他スペック不明
効能も不明
無色透明・無味無臭
薪で沸かしている













