浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
浮気や不倫が発覚したとき、妻が真っ先に自分に問いかけるのは
「私は夫にとって何だったの?」
「あんなに尽くしてきたのに」
「家族として幸せだと思っていたのに」……。
という悲痛な叫びです。
結論からお伝えします。
不倫夫にとって、妻は「かけがえのない存在」です。
それは嘘ではありません。
しかし、同時にこうも言えるのです。
「自分自身の身勝手な欲求を満たすには、妻だけでは不十分だった」
なぜ、大切に思っているはずの妻を裏切るのか。
妻には到底理解できない複雑な不倫する夫の心理を紐解いていきましょう。
今のあなたに必要な項目から、スクロールして読んでみてくださいね。
■目次
・ 【1】夫が求めていたのは「不倫相手の女性」ではなく「失った自分」
・ 【2】不倫相手への愛の言葉は自分に酔っているだけ
・ 【3】「いい妻」が、夫を苦しめるという皮肉
・ 【4】解決の糸口:自分が抱く不安に主導権を渡さないで
夫が求めていたのは「不倫相手の女性」ではなく「失った自分」
夫が満たしたい欲求の多くは、いつまでも男でいたいという「性的欲求」や「生への活力」です。
これ自体は自然な欲求ですが、それを家庭の外に求めるのは論外です。
私は長年多くの「した夫」を見てきてこう指摘してきました。
「そもそも不倫は、相手の女性を愛しているから起こるのではない。
自分でも気がつかなかったもう一人の自分が突如出てきて、もう一人の別の自分になることがどれだけ満たされるか知ってしまった(遭遇した)ために起きる。」と。
とある奥様の事例ですが、夫は不倫しながらも友人にこう言ってました。
妻は立派な人。
妻は頑張ってやってくれている。
妻の〇〇なところが好き。
奥さんは妻でよかった。などと。
でも、彼女(不倫相手)もいいんだよね~。
彼女といると素の自分でいられるし、何でもできる。
どうしても別れたくないんだよね。
(友人も呆れ半分、、、)
結局落ちは、
「どっちかが俺を振ってくれたらいいのになあ」だと。
実際、このような夫は珍しくないのです。
妻のことをかけがえのない人だと存在価値を認めています。
そう自信を持ってください。
ただ、家族として、妻としては申し分ないけど、男女の関係は物足りない。
夫が妻に求めるものが妻とすれ違っていることはよく気づかされます。
だからと言って浮気してよいはずがない。
しない人はしません。
それに男女の関係が物足りないのは、夫にも責任(問題)がある場合だって多いから。
結局、夫婦には、そして結婚生活を続けていくと、そこには「責任」や「マンネリ化した日常」が生まれます。
夫は、その安定した家庭という土台の上にいながら、日常から切り離された「非日常の刺激」を不倫相手に都合よく補わせていたに過ぎません。
不倫相手への愛の言葉は、自分に酔っているだけ
「君が一番好きだ」「好き過ぎてたまらん」「〇〇と一緒になりたい(なる)!」
夫が不倫相手に囁くこれらの言葉やラインの文。
これを知った妻の心は、自分の存在価値をないがしろにされた痛みでボロボロになります。
しかし、過去の多くの事例が証明するように、これらの言葉は「別の自分になりきって欲求を満たしたいための通行手形」のようなものです。
恋愛ごっこの高揚感に浸り、その場を盛り上げるための軽い言葉。
夫は、あなたのマイナスの部分(物足りない部分)を彼女に埋めさせていただけ。
「ずるい奴ら」と言わざるを得ませんが、そこにあるのは真実の愛ではなく単なる役割分担なのです。
「いい妻」が、夫を苦しめるという皮肉
夫に本音を聞けば、こう答えるでしょう。
「君は悪くない。感謝している。」
しかし、夫はそんな妻を前にしながら、どうしても満たしたい「わがままな欲求」を抑えることができませんでした。
妻がいい感じで向き合ってくればくるほど、夫は罪悪感を抱きます。
しかし、罪悪感があるからといってすぐに不倫を辞められるかといえば、それは別問題です。
なぜなら、彼は「現実の痛みから逃げる癖」がついている弱い人間だからです。
不倫という劇薬を飲んでしまった。
先ほど言いましたが、気づかなかった別の自分と出会ってしまった。
となると、別の自分でいることが刺激的なことであり、自己肯定感が上がることであり、自分の衰えや退屈な日常から逃げるために、不倫という劇薬を飲み続けないといられなくなるのです。
自分が抱く不安に主導権を渡さないで
今、あなたの心は「彼女のところに行ってしまうのでは?」「私より彼女が魅力的なのでは?」というネガティブな感情に支配されているかもしれません。
でも、忘れないでください。
夫は離婚したいわけではありません。
かけがえのない妻がいるからこそ、必死に隠し、バレたら許しを請うのです。
小学生みたいな言い訳をし、必死に隠す夫 なんて笑えます。
それもですが、女の存在自体ないことにしているんです。
不倫はいずれ終わります。
大切なのは、焦って「言わなくてもいいこと」を言ったり、「しなくていい行動」をとって、問題を自ら難しくしないことです。
自分自身の思考と感情をコントロールすること。
そして、「なぜ私たちの夫婦にこの問題が起きたのか」を冷静に見つめ直すこと。
不倫という嵐が去った後、そこには「以前と同じ夫婦」は戻ってきません。
しかし、それは悪いことばかりではないのです。
違う自分に変わって、また新たな関係を築けばいいのです。
夫は同じ相手ですが、いったん終結した(離婚いた気持ち)。
再度、一からスタートという認識をもってもいいのでは。
あなたは十分、頑張ってきました。
妻として十分にやってきました。
自分を責め、自信を失う必要はどこにもありません。
夫婦の未解決な部分に向き合い、修復していくには時間がかかりますが、離婚になんてならないから諦めないでください。
あなたの状況において、今何が最善のステップなのか、一緒に考えていきましょう。


