不幸な女を幸せにできるのは、俺しかいないと思っているのか
あの女は、俺なしでは生きていけないと思っているのか
救世主にでもなったのか。
このお仕事をしてますと、本当に様々な不倫夫に遭遇しますが、このような夫は少なくありません。
結局、彼らは「自分が必要とされたい」のです。
自分には存在価値があると思いたいのです。
だから不倫相手の不幸な生い立ち、不幸な過去、満たされない今に感情移入してしまい、「僕が何とかしてあげなければ……」と、「自分が十分な存在」 になれるチャンスだと必死になる。
完全、完璧な相手ではそれが成り立たない。
そんな「かわいそうな女の救世主」気取りの夫の心理ってどんなだろう。
どうすればいいんだろうを日々のカウンセリングの現場で感じた率直な思いを言います。
「俺が支えなきゃ」と、不幸な女に感情移入していく夫たち
こんなケースは珍しくありません。
女が自分の旦那からDVや浮気など、不幸な問題を抱えていた。
夫がいろいろ話を聞いて相談にのってあげているうちに、弁護士を紹介したり、費用を援助したり、別居の支援もした。
夫からすれば当然下心はあったし、女も女で夫を頼る。
そうして不倫関係になるのはよくあることです。
その後、妻にバレました。
夫からすれば、離婚したくて不倫していたわけではないから、怒る妻に「もう会いません、別れます」と最初は謝罪モード。
しかし、夫の心の中には
「彼女が心配だ」
「僕が支えなきゃ」
がくすぶっている。
となると、おおかたの行く末は、女とまた水面下で会ってしまうのです。
妻に向かって、
「彼女のことを邪険にできない。僕が支えなきゃいけないんだ。会うのを許してくれ」
と、ほざいた夫は何人もはいました。
災い、事故がより救世主思考を強くする
他にも、似たような事例があります。
ダブル不倫で女が別居したケースや、相手が独身(あるいはW不倫)で妊娠してしまったケース。
そうなったのは自分のせいでもある、
俺がそうさせてしまった。
などと責任を感じてしまう夫。
妻にバレたからと言って、急に逃げるわけにはいかない。
「ズルい、酷い、裏切り男だと思われたくない」
もちろん、夫の中では「彼女は俺が必要で、いなくなったら困るだろう」と妄想が膨らんでいます。
しかし女は、夫が思っているほど夫を必要としていないことも多い。
「もう潮時(別れてもいい)かな」と思っていることは往々にしてある。
ても、自己陶酔している夫はそう思っていない。
本当に、自己陶酔(救世主思考)って怖いですし、おめでたい。
「俺を必要として欲しい」
「自分に依存して欲しい」
だけなのです。
そんなときに相手の災いや事故が起きると、この無駄に真面目な夫の心は、さらに女に傾斜する原因になります。
そして、妻の過剰な攻撃もその原因になります。
だから、あまり夫を責めたり、縛り付けたり、コントロールしようとすると、
「もう一緒にいたくない」
「別居したい」
などと言いだすから注意してください。
夫からすれば、
・ほおっておけない、かわいそうで不幸な彼女
・ほおっておいても大丈夫な妻(強い妻)
そう見えているはず。
となると、いったん女を優先するのが常なのです。
こんな夫にこんな心掛けは必要か
少なくとも以下を意識して実践したほうがいいですよ。
- 完璧な妻にならないこと(もっと手を抜くこと)
- 夫をコントロールしようとしないこと
- もっと夫に弱音を吐いて、頼ること
- シロかクロか、0か100か決めつけないこと
そして、これが一番難しいでしょうけど、
「夫ともう一度恋愛すること」
「男として必要とすること」です。
夫は自分が必要とされることを必要としている。
いや、それに依存している。
夫は、自分が思い描く「理想の女性(妻)像」を、不倫相手の女に投影して(重ね合わせて)いるだけなのですから。