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今回のブログ記事は、たくあんの話をしているなと思ったら、いきなり普遍的な法則の話に飛躍していきます。
日本の代表的な漬物である「たくあん」。
その地位が近年、急減に低下しているとお気付きでしょうか?
僕が子どもの頃、30年ほど前では、漬物界の第一人者でした。地域差はあると思いますが、日本の漬物と言えば、まず「たくあん」を連想しました。
現在ではその地位は、数ある漬物の一つといった存在感でしょうか。
実際に生産量も年々、減少の一途をたどっているそうです。
原因として、
・漬物の種類が増えて消費が分散した
・米の消費量が減った
・減塩意識が高まった
といった要因が考えられています。
個人的に思うところでは、「たくあんの“甘さ”が時代のニーズに合わなくなった」からではないかと。
ケーキ、チョコレート、アイスクリーム、たい焼きなど、甘くて美味しいものは、他に溢れています。特に洋菓子の普及が大きいです。
人は、幸せな感覚を求めて甘い物を食べます。この喜びには限度があって、食べ続けると、やがては欲しくなくなります。
感覚的な世界で、幸せになるための“甘い物枠”が存在しています。
他の強烈な甘い物群の中にあって、たくあんの居場所がなくなってきているのです。他の甘いもので間に合ってしまっていて、あえてご飯やお茶の時に、たくあんを選ぶ意味が薄れてきています。
そんな状況の中、何となくたくあんを選ばなくなって、食べる習慣自体も薄れていきます。
ここからいきなり、話が飛躍します。
この居場所がなくなっていく様子は、ビジネスや個人が社会で生き残っていく上で、大きな深いメッセージ性があります。
良い物でも、時代のニーズに合わなければ、次第に求められなくなります。
その一方、ライバル関係にある他の甘い物はどうでしょうか? おそらくチョコレートやケーキが廃れることは、今後、よほどの何かが起こらない限りはないと思います。
何故でしょうか? 甘さのインパクトと美味しさが強く、それ以上のものがないからです。
たくあんは、甘い物枠で考えると、位置づけが中途半端なんです。
ニーズを満たす際立った存在でなくなった時に、どんな物でも、需要は薄れてしまいます。必要とされる人、物、サービス…… これは全てに当てはまります。
提供される価値は、常に新しいものが提案され続けています。
時代はそれらを取捨選択しながら、次第にその姿を変えていきます。ここに栄枯盛衰が生み出されます。
多くの変化はゆるやかなので、鈍感な人は、気付いたら衰退させられています。
ビジネスや個人が生き残るには、時代にとって価値ある存在であり続けなくてはいけないのです。
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