私は、お洋服を買いに行くのがとっても苦手です。
どうしても必要で買いに行っても、
いざ探し始めると頭が真っ白になり、
結局何も買わずに帰ってきては、
母に借りたりしてました。
母はファッションが大好きなので、
自分に似合うものをパッと見つけます。
趣味の合うブティックの店員さんとは
すぐお友達になります。
小さい頃から
「母のようになってはいけない!」
と祖母に言われて育った私。
自分のためにお金を使うことに罪悪感を持ち、
自分がどんな服を着たいか、
どんな雰囲気になりたいか、
いつの間にか解らなくなりました。
なのでとりあえず、まあいいか。と、
そこそこ基準で、
店員さんと話すのも避けてました。
でもね、そこそこが溜まると
モヤモヤで淀むんです。
そして2018年ゴールデンウィーク、
「こんなのイヤだー!」と心底思い、
クローゼットの中の
「お世話になったけどトキメキなくなった服」と
さようならすることに決めました!
実際トキメキがあったかどうかもわかりません。
何せ、自分が似合うものがわからないのですから。
空き空きになったクローゼットを見て、
買い物に出たものの、
1日目はやはり頭が真っ白になり撃沈。
そんな気持ちを母に伝えてみました。
「私さ、いい歳して服が選べないのよ。
何が着たいか、似合うのか、欲しいのか。
それが、ケチな気持ちで選べず買えないのか、
本当に欲しいものじゃないから買えないのか、
どちらが私の気持ちかも分からなくて、
自分で情けなくなっちゃう。」
母は私の顔をじっと見て、
「あなたさ、ずっと気に入ってって
何回も同じメーカで買ってるものって何?
修理してでも使ってるのとか、何?」
不意をつかれた質問にしばし沈黙。
あ、あるじゃん・・・・
「靴・鞄・Mac・・・・みな、ほぼ大幅値引きなし」
母いわく
「それって、好きで満足してるから
ずっと使ってるのよ。ということは、
あなたは、どれが欲しいかの前に、
自分にとって何が必要無いか、
最初から分かっている!っていうこと。
それってスゴイよ!」
「選べないんじゃなくて、
要らないのよ。イラナイの!」
「お母さん、我ながら思うね!
あなたは、私の子だしね!
私よりずっと素材が良いからね!
そんなに色々つけなくて良いのよ。
シンプルシンプル。
引き算引き算。」
「その代わりね、
身に付けるものを買うとき、
これは、自分にとって本物だ!
と感じたものを買いなさい!
気持ちに正直になればわかるから。」
なんだ???その基準??
それだけリアルに、
なりたいイメージが出来ているということか!
そういえば、私も
この人ステキだな!と憧れる人はいる。
なりたい自分へのイメージ、
いつも具体的に持つとはこういうことか!
またもや母にガツーン!とやられた。
ちなみに古希を迎えた母が
ファッションリーダーとして
脳裏に描くのは、
女優、草笛道子さんだそうです。