19歳のわたしへ
大学二年生になった。
高校に比べればたのしい感覚があったのに
最近、
うまくいかない感覚がある。
一緒のグループにいたともだちともぎくしゃく。
空気がよくないし、
バレー部には1年生が入ってきて
空気がかわって
居心地がわるくなった。
初めてきた日から堂々としていて、
先輩たちとも対等に話せる彼女たちに嫉妬した。
明るくて元気な彼女たち・・・
わたしが1年かけて自分を出せるようになり、馴染んできた場所・・・。
1年かかった。
それを
いとも簡単にピョーンと飛び越えていく。
悔しくて悲しくて・・・。
居心地がわるくなった。
バレーは大好きだった。
でも、やめた。
親にも言えなかった。
気づかれていたと思うけど。
やっぱりうまくいかない。
何かしなきゃ・・とボランティアに行き始めた。
こどもたちと遊ぶ。
ただこれだけなのに
どう関わっていいかわからない自分。
つくづく感じたのは
「どこにいっても緊張するし、打ち解けられない。」
という感覚だけ。
どうして身構えるんだろう。
どうしてうまくいかないんだろう。
いつもどこへいっても緊張感が走る。
どこにいてもなんかちがう。
これは「場」の問題ではなく、
わたしの問題なんだなって確信した。
「やっぱりわたしはだめなんだ」
ちょうど大学では「精神科」の勉強がはじまって
精神疾患の症状をみてみると
自分にあてはまるって思った。
当時彼だった、今の夫のところにいって
「ねー、これみて😭わたし、病気や」って泣いて言った。
「大丈夫。病気じゃない。大丈夫だから」
と言って抱きしめてくれた。
ほっとした。
涙が止まらなかったね。
※このとき、本当に病んでいたのか、一時的な気分の落ち込みだったのか?はわからない。
でも「うつ」の症状って
普段の生活の中でも経験する感情。
当時、夫もわたしも精神疾患は自分とは関係ない世界にあると思っていたし、
偏見もあった。
だから、受診するってことさえもしなかった。
本当のことはいまだにわからない。
ただ、夫は自分がうつになったとき、
わたしにこのときのことを詫びた。
「あのとき、お前がわたし病気やって教科書見せて俺に言ったやろ?
あのとき、俺、何も知らなくて。
精神を病むって特別な人だけって思ってたから、大丈夫や、病気じゃないって言った・・・
あのとき、病院いってたら、楽になれたかもしれへんよな。ごめんな。」
と。
ただ、
「自分はおかしい」
「自分は欠陥品」
そう思うけれど、
思いたくない。
自分はおかしくなんかない、
大丈夫だって
思いたかった。
ただそれだけだったから、
彼の言葉に救われたよね。
「わたし、病気や・・・」って言ったとき
「そうやな、病院いこう」って言われていたら、
「お前は欠陥品」と認定されるみたいでこわかったと思う。
悲しかったと思う。
※精神疾患が欠陥品というわけではないです。当時のわたしは気持ちにだけフォーカスした表現ですー
あなたが
ほしかった感覚は
「わたしはだめな人間じゃない」という感覚。
ただ自分の存在、自分自身をそのまま受け入れてくれる場所が
あるということに安堵したんだ。
親にも言えないし、
自分の本当の弱さ、葛藤をみせられるともだちはいなかった。
「不満」「悪口」に置き換えて・・・
しか話せなかった。
悪口、不満のうしろにある悲しみ、寂しさは見せないようにしていたんだよね。
自分のそのまんまの気持ちを
話せる場所ーそれが彼だった。
彼にあなたは
「あのさ、今後別れることがあっても、親友になろう」
って言った。
「うんええよ」と彼は言った。
そのあなたの要求を
彼は叶えてくれている。
夫婦になる前もなったあとも
変わらず
あなたの全部をそのまま受け入れてくれているよ。
このとき、彼は
「なあ、TOMOはさあ、自分のこと、好きじゃないん?」
と聞いてきた。
その質問の意味がわからなかったね。
「自分がすきなひとっているの?」と聞いた。
「俺、自分のこと大好きやで」と言った。
「えーーーーー!!ありえない!!」と返した。
そんなことあるの?
みんな「自分なんて」という感覚を持っていて、
「自分のことまだまだ・・・って思っているから成長できるんやって思ってた。
始めて聞く感覚だった。
衝撃だったね。
あなたに初めて
「頭の中」の話をしてくれたのは彼だった。
頭の中の話をできる人に出会えたんだ。
何がすごいって、
あなたが彼に自分の「汚点」だと思う部分を
みせたこと。
嫌われるからやめておこうとか、
いいひとに思われるように・・・とか
そういう発想が彼に対してだけはなかった。
あなたは気づいていないかもしれないけれど
彼に対してだけは
ハートを開いているんだね。
それはさ、この先もずっとかわらない。
あなたに手紙を書くことによって
今のわたしも
すごく癒されている。
涙が止まらないよ。
今までとは違うかたちで
夫への感謝もあふれています。
はじまりをつくってくれて
ありがとう。
追伸
昨夜も夫に
「あんなーすごいこと発見してん!!
何を選んでも、それは正解でしかないってことが
感覚でわかってん!!
だから、何にも心配しなくていい。結末はハッピーエンド!
ルートをどうするか?の話だけやねん!!』って
頭の中のはなしをしたら
「よかったな」って言ってたよ。
しょーもないとも
馬鹿げたことも
意味不明な世界観も葛藤も
安心して話すことができている。
未来は全部ハッピーだ。
最近は夫や子供以外にも
その範囲を広げられたらいいなって思っているところなんだ。
「こころをひらく」
なかなかハードルがたかいわ。

