米医薬品ファイザーがワイス買収へ、配当半減
(2009/1/27、ロイター)
米医薬品大手のファイザーは26日、同業のワイスを買収すると発表したそうだ。
この買収のポイントとなりそうな部分をこの記事からまとめてみたいと思う。
■この買収による効果
買収完了から2年目に利益押し上げ効果が、3年目までに40億ドルのコスト削減効果が期待できる見通し。
■買収における人員削減
ファイザーは、統合後の従業員約13万人の15%に当たる人員を削減するとともに、生産施設を46カ所から41カ所に減らす方針を明らかにした。
■なぜ買収を行なったのか。
ファイザーは、主力薬「リピトール」の特許切れによる後発医薬品との競争激化で2011年に売上高の減少が予想される中、ワイス買収によって事業の多角化を図る。
一方、ワイスは来年、主力薬の抗うつ剤「エフェクサーXR」が特許切れとなる。
ファイザーは、売上高の減少をカバーしながら、さらなる成長を遂げるためにも、成長戦略として、他社の買収を選択したようだ。
ファイザーはワイス買収によって一般消費者向け医薬品部門の追加が可能となり、商品・事業の多角化ができるようになった。
さらには、統合による人員削減・生産施設削減でコスト削減を行なう予定のようであり、このことで、今後の景気後退局面を乗り切ろうとしているのではないだろうか。
また、世界最大のバイオ医薬品会社となったことで、規模の経済が働き、原材料コスト削減も可能になるのではなかろうか。
