
一般的と死別後の
「うらやましい」気持ちって違うの?
天国遠距離家族ビギナーだった頃、
街ゆく同年代の夫婦や家族の様子に
心がチクリと痛んだり、
つらくなることがよくありました。
でも、天国遠距離家族13年生になった今は、
そんな光景も、いつのまにか
“街の景色”のひとつになり、
心が揺れることも、
ずいぶん少なくなっています。
……とはいえ。
ふとしたときに、
「あ~、いいなぁ」
と思ってしまうことは
やっぱり、あるんです。
そんな時、
「これは“うらやましい”?」
「 それとも“ねたんでる”?」
って、自分の気持ちが
わからなくなったりします。
そして、
「こんなふうに思うなんて、イヤだな」
そんな思いまで、ムクムク湧いてきたりして・・・。
でも、ちょっと待てよ・・・。
この「うらやましい」って気持ち、
よくある“うらやましさ”とは、
なんだか少し違う気が・・・する。
一般的な「うらやましさ」って、
他人と自分を比べて、
“自分にないもの”に反応している気持ち。
でも、死別後の「うらやましさ」は
かつて自分にも“確かにあったもの”を、
ふいに思い出したときに生まれる感情じゃないかなと思いました。
言い換えれば——
■一般的な「うらやましさ」=持っていないことへの反応
■死別後の「うらやましさ」=もう持てない(でも、かつて持っていた)ことへの反応
つまり、「誰か」との比較ではなく、
「かつての自分」との比較なのかも・・・
そう思うと、
この感情は、ただの“うらやましさ”じゃない。
触れられないけれど、
大切だった時間に
心がふいに反応してしまっただけ。
それはきっと、
懐かしさと寂しさの混ざった、静かな感情。
そして、愛しさの残響のようなものなのかも・・・。
そんな視点でみれば
「あ~いいな」という気持ちって
「なくさなくては」や
「ダメな気持ち」ではなく
やさしく受けとめることが
大事なのかもしれないなぁ・・・
そんな「うらやましい」気持ち。
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