前回



…のあらすじ

すてきな教習所ライフ


*  *  *


あっという間に時は流れ、最終日。

卒業検定当日となった。


14日間滞在した部屋に別れを告げた。

フロントで大きなボストンバッグを自宅へ配送する手続きをした。

不合格で延長になった場合を想定し着替えを1組だけ持ってチェックアウト。

教習所に向かう送迎車に乗り込んだ。


卒業検定は三人一組で行う。

事前にスタートとゴールの位置を伝えられるので、

それをもとにルートを提出してから始まる。

私は2番目だった。


路上教習の7日間、なんならホテルと教習所の往復を含めると丸々2週間、

何度も通った道もこの日が最後であった。


思えば後半の7日間は雪の降る日が多かった。

踏切を渡るところでは、窓を開けると雪が降り込んできて大変だった。

それでも「少し山奥に行くと雪の壁ができてる」という話を聞いていたので、

あのエリアはそこまで積もらないらしい。


そんなことを思い返しながら、幸い雪の降らない街中を運転する。

申告したルートどおり安定した運転ができた。

目視確認を少し怠ってしまったのは反省だが。


教習所に戻ると、金沢の青年がいた。

同日に入所したが仮免許前の検定で落ち、卒業検定を翌日に控えている。

どんな感じだったかを伝え、そこで初めてメアドを交換した。

(当時はLINEがなかったので…)


そうこうしているうちに合格発表。

修了検定同様、合格の場合は事前に割り当てられた番号が光る。

不合格なら翌日に持ち越しで延長となる。

手続きが面倒くさいので一発で決めたい。


光った。

私の番号が。

合格、そして教習所卒業が決まった。


最後の昼食後、初心者マークをもらった。

預けていた住民票が返され、地元での学科試験について説明を受けた。


いよいよ地元へ帰る。

まず青年に明日頑張れと別れを告げた。

駅へ向かう送迎車に乗り、教習所を後にした。


あとは往きと同じルートを辿って帰るのみ。

新潟駅で学割証明書を出して新幹線自由席の切符を確保。

教習所内の至るところに越乃寒梅の広告があり、

親へのお土産として買いたかったのだがなぜか見当たらず、

ニューデイズに越乃寒梅を含む飲み比べセットというものがあったからそれを買う。


今回のために30万円もの大金を出してくれた祖母や、

放ったらかしになってしまった夫(当時付き合っていた)にも土産を買う。

夫とは次の週末に会う約束をした。


しかしまぁ、荷物が重い。

着替えも酒瓶もテキストもノートPCまであるので重い。

でも新幹線は始発なので必ず座れるのが良いところだった。


帰りに乗ったのは200系。

スキーシーズンということもあって越後湯沢からはそうした客が大勢乗ってきた。

自由席なので立ち客も多い。


そんな混雑をかき分けて、上野駅で下車。

地元へ向かう常磐線に乗り込んだ時、

ああ帰ってきたんだな、と実感した。


次回、いよいよ免許を取る。



*  *  *


◎今回の記事のもとになったコラムhttps://x.com/karanwakaran/status/1368525694444052483?s=46

 

 


◎なお今では地元で普通に売ってる



◎年末に新幹線乗った時に初めて見たので皆様にお裾分け