サラゴサの街の広場とゴヤの銅像です。
「ミゲルの物語」第29話「将来への夢とユダヤ人であることの危険」
を投稿しました。
この話は最初フアンの誕生日について書く予定でしたが、途中から
ユダヤ人として生きることの危険に話題が変わってしまい、タイトル
を変えました。この時のミゲル君はまだユダヤ人として生きることの
危険について、自分に関係するとは知らず、他人事として聞いていま
ます。彼の人生はそのことが深く関わるのですけど・・・
スペインで行われたユダヤ人への迫害については前に見た映画
「宮廷画家ゴヤは見た」が強く印象に残っています。ゴヤの生きた
時代は18世紀でナポレオンの進軍も経験しています。ルネサンス
や宗教改革の時代だけでなくずっと後の18世紀までスペインでは
異端審問や魔女狩り、異教徒への迫害が延々と行われたというこ
とがショックでした。映画の中で美しい少女がレストランで豚肉は
嫌いと呟いただけで異教徒と間違われて投獄され拷問を受けます。
結局彼女は処刑は免れたものの15年間も牢に入れられて最後は
気が狂ってしまうという救いようのない話です。
サラゴサにはゴヤの博物館があり、絵だけでなく彼の版画が大量に
保管されていて1枚1枚しっかり見ることができます。異端審問や魔女
狩り、そしてナポレオン進軍の時の残虐行為がたくさんの版画で見る
ことができます。ゴヤは彼の生きた時代について現代に伝えるジャー
ナリストでもあると思いました。
20世紀のナチス・ドイツでもユダヤ人への凄まじい迫害が行われま
した。そして現代もイスラエル周辺は紛争が絶えない場所です。

