テロの激戦地&古都ミディヤットへ【マルディン旅行⑤】 | 女郎蜘蛛のトルコ駐在生活@イスタンブル

前号↓にひきつづき、マルディン県内をあちこち周ります。

 

 

 

古代都市ダーラを見たあとは、車は一気にシリア🇸🇾との国境ちかくに向かいました。

 

 

 

もうあのフェンスの向こうはシリアです‼️

 

シリアなんて気軽に観光したり語学留学したりできる国だったんですけどねぇ。。。ずいぶん変わってしまった🥲

最近はようやっと、トルコに避難していたシリア難民たちが国に戻り始めていますが。

 

 

フェンス越しにシリアの地を眺めながらやってきたのは、国境の街 ヌサイビンNusaybin

 

シュメール、バビロニア、アッシリア、メディア、古代ペルシアなど、

 

メソポタミアの名だたる国の都市だった古い歴史を持つ町です。

 

ヌサイビンの名はシュメール人がつけた「ヌルボ」から来ているそう

 

 

ですが、ヌサイビンといえばテロ、テロといえばヌサイビンというくらい💦

 

80年代から2023年ごろまでのヌサイビンは、 

 

PKKなどクルド系組織の攻撃とトルコ軍による掃討作戦でニュースを賑わす場所でした。


ピークだった2016年には3000の建物が破壊されたとか。2016年のヌサイビンの写真(出典:Anadolu Ajansı)

 

 

今年になってPKKが武装解除を表明したので、テロの恐怖は激減し、急激に都市開発が進んでいます。

 

私たちのように物見遊山にやって来るトルコ人観光客も少なくないようです。

 

"あの"ヌサイビンを訪れる日が来るとは……」と感慨深いのでしょう。

 

 

 

さっそく密輸業者市場 Kaçakçılar Çarşısıと呼ばれるマーケットにやってきました。

 

国境を越えて不法に持ち込まれた品を売る場所だったからですが、今は特に違法なものはなさそう……

 

 

 

服屋のコーナーでは、クルドの民族衣装が売られています。

 

男性のは機能的で勇ましい感じ、女性のはキラキラゴージャス✨

 

 

 

こういうクルド・ドレス、娘は2年前にヴァン県👈を訪れた時に仕立ててもらいました。

 

 

 

今回は、クルドのというよりも、マルディン県の衣装のようなものを買っていました。

息子も巻物だけ。

 

 

 

ヌサイビンの街から離れ、次の目的地に行こうとすると、

 

🚕ドライバーさんが「ランチをするなら道中にいい所があるよ👍」

 

……と連れてきてくれたのが、こちら‼️ Beyazsuの川床レストラン‼️

 

 

 

木陰を流れる小川の両岸にテーブルが並び、

 

清流の音を聴きながら食事したり、ソファでゴロゴロしたり、ブランコに揺られたりできます。

 

 

 

テーブルによっては足元が開いていて、川に足を入れたまま座るスタイルもあったけど、

 

急流の水は冷たすぎるので、時々岸から足を下ろすくらいがちょうど良いです照れ

 

気持ちの良いランチタイムになりました。

 

 

 

ランチを終えて向かったのは、

 

かつてアッシリア人の中心拠点だった町ミディヤットMidyat

 

 

 

紀元前9世紀に、その存在がアッシリアの史料で知られるミディヤットは、

 

オスマン帝国時代は、アッシリア人はじめ、アルメニア人やヤジディー教徒などのキリスト教徒が

 

人口の大部分を占める町だったそう。

 

 

 

20世紀初めの激動の時代に、オスマン帝国、アラブ系住民、クルド系住民などから弾圧を受け、

 

その多くは周辺国や欧州などへ移っていき、今ではクリスチャンの家は空き家も多いようです。

 


 

旧市街はそんなに大きくなく、見所も意外なほど無くて、この建物以外には写真を撮ろうと思うものもありませんでした。

 

 

 

この建物は入るためにかなり高額な入場料を取るのだけど、

 

現在放映中のトルコ映画、『Uzak Şehir(遥かなる町)』のロケ地なため、ファンで溢れてました。

 

 

 

といわけで、マルディン県内の見所をいろいろ周った一日は終わり。

 

マルディンの文化の多様性と歴史の層の深さに触れることができたと思います。

 

マルディン旅行記、残りの写真とお土産について書きたいので、あと1回だけ続きます🙏