昨日は

本読みとリハーサルがあった。

 

いま制作中の映画だ。

 

俳優たちと

撮影監督と照明チーフ

そして

プロデューサーとぼく。

 

メインキャストが全員揃ったのは初めて。

 

彼らがセリフを口にすると

ぼくの書いた脚本に血が通い出す。

 

テーブルに着いての本読みを4回。

 

その度にぼくは俳優たちと

それぞれの役を深堀していく。

 

少しでも可能性やアイディアが湧くと

「今度はもう少しこんなふうにやってみてほしい」

と伝える。

 

ぼくの頭の中だけで生きていた役たちが

音声という存在となって生き始める。

 

立ってみよう。

 

平面的な場面を想定していたけど

「高低差をつけてみたらどうか」

という撮影監督の提案で

崖下という設定に突然変更する。

 

テーブルを脇に寄せて空間を作り

部屋の壁を“崖の下”に見立てて

立ち稽古してみる。

 

音声に肉体が加わる。

 

俳優たちも最初は動けない。

 

でも、何度も繰り返していくうちに

少しずつ自由になっていく。

 

動きが出ることで

より役のベクトルが明確に表現されていく。

 

重厚な人間ドラマに仕上げたい。

 

オモシロクなってきた。

 

 

今後のプロジェクト展開について

打ち合わせしたいと撮影監督。

 

4時間のリハを終えて

近くの焼肉屋で引き続き打ち合わせ。

 

残れる俳優たちも一緒に来て

さらに芝居の話で盛り上がる。

 

こうしたことの積み重ねで

いいチームが出来上がっていく。

 

20年ぶりに石井組が息を吹き返した。