学校というものを考えると、

凄く複雑な気持ちになる。

 

学校を否定したくない自分と、
学校の存在に疑問を持っている自分がいるからだ。

 

学校というのは本来、

一定年齢の子どもたちを一同に集めて
思考することを教えて育てるために
とても大事な機能だと思う。

 

教育を受けられない子どもたちは、
多くの恩恵を

社会から受け取れない大人になってしまう。

 

字が読めたり、計算ができたり、
社会の仕組みを知れたりすることで
自分の才能を活かす事もできるようになるし
何か知らないことで

悪意ある人に騙されたりすることも防げる。


たとえ相手に悪意がないとしても、

損をしないで済むこともあるだろう。

 

本来の学校教育というのは、
子どもたちに、自分で考えることの大切さや
他人と自分が違うことの認識を十分にさせて、
いいことも悪いこともありの、
いろんな想定外のことが待ち受けている世の中に、
送り出してあげるための

通過すべき場所であるはずだと思う。


昔の寺小屋制度なんていうのは
子どもたちが損しないように、困らないように、
最低限の読み書きやそろばんを教えて
先生と生徒も

師弟のような関係で結ばれていたらしいよね。


吉田松陰の松下村塾なんかがその例として有名だ。

 

でも、昨今の学校は
なんだかそういうことのために

存在していないように思えてしまうし
損したり、困ったりしないための教育じゃない気がする。

 

子どもたちが将来困らないように、
そして、豊かな将来のために

個性を潰さないように・・・

そうしたもっとも大事なことをベースにして
考えられてはいないように見えてしまう。

 

学校に入ると
将来にとっての実践的なことはそっちのけで
テストの成績をつけやすいための
問題解答ばかり教えられ
その結果を他人と比較されて
順位をつけられたり
勉強のよくできる子か、そうではない子かを
ハッキリさせられてしまうばかりだ。

 

子どもたちの成長するスピードは
ひとりひとり全然違うはずであることを考えると
あまりに強引に評価が下されてしまっている。

 

おかげで子どもたちは
自分につけられた優劣の評価で
優越感劣等感も持つようになるだろう。

 

個性を伸ばして豊かに育てるはずの教育の場で
多くの子どもたちは、自信を失い
コンプレックスを植え付けられているように思う。

 

これはマズイだろうと思う。


誰が悪いとかの話ではなくて、
子どもたちの将来を、

本当に考えるのであるなら
一刻も早く現状の教育のあり方を
改めてほしいと願う。

 

友達100人できるかなと期待させておいて
その友達と競わせて優劣をつける大人たちの矛盾を
誰かがどこかで改善すべきだと思う。

もちろん、

僕自身もそれができるかもしれないことも含めて。

 

人生は厳しいぞ
競争社会で生き抜いていくんだぞ

ということをしっかり教えたいのなら
そうハッキリと教えるべきだと思う。

 


競争社会のなかで戦わなければならない。


いつも連戦連勝とはいかないだろう。


負ける時もある。


でも、そんな時は母校に顔を出せ。


キミの原点がここにあるのだ。


キミの良さを知っている仲間がここにいるのだ。

 

負けたり勝ったりしながら
社会を生きていくのだ。


そういうものなのだ。


いつも勝者でいなければいけないなんて思うな。


キミが勝つたびに負けてしまう奴がいるのだ。


時には、

キミが負ける奴になる時もあっていいのだ。

 

平等なんかないぞ。


大人たちは、ズルするし、矛盾を言うし、
頭のいいはずの大人たちが集まっては
戦争しちゃう世の中なんだ。

 

人生はタフだ。


受験なんか屁のカッパだ。


それで人生が決まるわけじゃない。

 

どこに進学しようと
どこに就職しようと
誰と一緒に過ごそうと
すべてはキミ次第なんだ。

 

薔薇色の時もきっとある。


でも、その薔薇は咲き続けてはくれない。


終わったぁと思う時もある。


でも、人生は続く、終わったりはしないのだ。

 

学校で教えた通り、
自分で考えてみるのだ。


とことん考えてみるのだ。


考えて考えてそれでも答えが出なければ
歯を磨いてベッドに潜り込んで眠ってしまっていい。


次の日にハッと答えが解るかもしれない。
解らなかったとしても、それでいい。


考えることが大事なのだ。

 

試験時間内に答えが出せないなら、それで終わり、
なんていうのは嘘だ。


時間内に無理ならあきらめるほうがいい
なんて、教えたいんじゃない。

それは大人の勝手な事情なのだ。


試験が大切だなんて思わなくていい。


忘れてくれ。


それよりももっと大事な
本当に大事なことが世界にはいっぱいあるのだ。


それを丁寧に

自分で見つけていく大人になってくれ。


そしてそれを、みんなに教えてくれ。


キミの言葉で。

 

修正されて、見映えのいいSNSになんかに
振り回されないでほしい。

キミの良さは、もっと別のところにある。


キミの良さを、原点を忘れないでほしい。

もしも忘れかけたら、

いつでも戻ってきてほしい。


この校庭に、校舎に、

廊下や教室や体育館のどこかに
キミの良さがいつまでも存在している。

 

そんな学校であってほしい。と想う。

 

 

盲導犬のテスト落ちたなぁ・・・

でも、それでここにいるんだね

いま幸せかも