――ある日の昼下がり。
ニャン寺の縁側。
メルタン住職。
👉お茶ズズ……
ジャンジャン和尚。
👉本堂から飛び出す。
「修行は速い者勝ちであります!!」
全力疾走。
庭を一周。
二周。
三周。
そして――
ドサッ。
縁側で大の字。
「もう無理であります……。」
メルタン住職。
👉静かにお茶を置く。
「最初から飛ばしすぎですね。」
その横では――
ジジツー和尚。
🐈⬛🌿
風に揺れる葉っぱを見つける。
テチ……
テチテチ……
途中で立ち止まり、
蝶を眺め、
またテチテチ。
決して急がない。
それでも、
気が付けば縁側の端まで歩いていた。
トラ住職。
👉木魚。
コーン……
「急ぐ者は疲れる。」
コーン……
「止まる者は進めぬ。」
ジャンジャン和尚。
👉首をかしげる。
「では、どう歩けば良いのでありますか?」
トラ住職。
👉静かにジジツーを見る。
「見よ。」
「仔猫は急がぬ。」
「しかし遊ぶことをやめもしない。」
ジジツー和尚。
葉っぱを追いかけ、
少し休み、
また歩き、
また遊ぶ。
少しずつ。
少しずつ。
気付けば、
誰よりも遠くまで来ていた。
ジャンジャン和尚。
👉感動。
✨✨✨
「なるほど!」
「一歩でも歩き続ければ、昨日の自分は追い越せるのでありますな!」
トラ住職。
👉木魚。
コーン……
「その通り。」
「人生は競争ではない。」
「歩みを止めぬ者だけが、遠くまで辿り着く。」
メルタン住職。
👉お茶ズズ……
「焦らない。」
「でも、諦めない。」
「その積み重ねが、一番強いんですよ。」
今日のニャン寺の教え。
『急ぐな。だが、歩みは止めるな。』
速さではなく、続けること。
それが、遠くまで行く者の歩き方なのです。
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