倍音レッスン一年目の衝撃 | 歌で、心を静かに灯したい。

歌で、心を静かに灯したい。

都内でライブ活動中♪声と心で静かな時間を届ける歌。ふだんは家業手伝い。趣味は皇居ラン、マシンピラティス、カフェ巡り。

倍音トレーニングを受け始めて、来月で一年になる。

最近、衝撃的な気づきがあった。

先生は専門用語を使わない。
だから自分が今何をやっているのか、
あとから自分で整理するしかない。


いわゆる「鼻腔共鳴」に近い話だと思う。

今回気づいたのは、

「鼻の上に響かせる」のではなく、
“鼻の後ろに細く抜けていく感じ”
だったこと。

それまで私は、
もっと「鼻の上に当てる」と思っていた。


でも違った。


先生に「もっと細く!」と言われ続けていた意味が、初めてわかった気がした。


バイオリンの弓で、
極細の音の線を、
頭の奥へ擦っていくような感覚。

強く押し出すのではなく、

細く、細く、繊細に通していく。

“響きの通り道”みたいなものが、
別に存在することを初めて体感した。



衝撃すぎて、しばらく固まっていたら、

「ちかさん!大丈夫ですか!?」

と先生に言われ、ハッと我に返った。


大げさに喩えるなら、
ヘレン・ケラーが「water」を理解した瞬間みたい。




最近は、高嶋ちさ子さんのシャンプーを使いながら、バイオリンの音や、厳しい鍛錬を勝手に想像している。
すると不思議と、その感覚が身体の中に少し残りやすい気がする。


こうして、ある日突然、
身体の中の“回路”がつながる瞬間がある。

この一年は、そういう瞬間を少しずつ集める時間だった気がする。