米不足が解消されつつあるようですが…
同じ米なら、農薬まみれの米と農薬不使用の米
どちらが良いか?
聞くまでもないでしょう。
なら、何故農薬不使用米がもっと普及しないのでしょう?
作れない理由でもあるのでしょうか…
簡単にいうと…
①日本は湿度が高くて虫が発生しやすい。
農薬不使用は、高齢者がほとんどの農家では過酷すぎる
② 昨年まで多量の農薬を使用していた場合、残留農薬の懸念があります。
また隣の田畑での農薬散布が入り込む可能性もあり、農薬不使用を謳う米として出せません。
③昔からの伝統的農家は違うことを行うと周りから孤立(1人で何を勝手な無農薬やってるんだ)やりづらくなる事を嫌います。
④手間ひまかけて作っても農協から農薬を買わないと農協は米を買ってくれない。
個人的にネット販売を行うにも、手間ひまに見合う金額で売れない。
詳しくみてみましょう。
米が育つうえで一番大切なの事は気候です。
日本の天候というのが、温暖多雨で草も生い茂り、虫も多く発生しやすいことから病気になりやすい環境にあります。
異常気象などで虫や微生物が大量発生し
大変な被害を受けることもあります。
年間降水量で、日本は,750㎜(有機栽培普及率0.5%)、
イタリアは840㎜(有機栽培普及率14.5%)と無農薬栽培が厳しい条件となっています。
農薬使用が常識の日本
農薬不使用でいきたいと思う方の最大の敵が
「周りの目」です。
畑や田んぼは多くが先祖代々から受け継がれてきた土地とその地域の習わしで構成されているので、自分だけ農薬不使用を行なってしまうと、「お前んとこが使わないから、こっちまで虫が来るじゃないか!さっさと農薬を撒け」と他の農家との亀裂が生じてしまいます。
また、田舎独特の近所付き合いや集まりで一人だけ白い目で見られ、何かと避けられる(最悪村八分)ことにもなりかねません。
なので農薬不使用を続けるには、周りの理解やよほどの理由と信念がないとできません。
やはり、日本人は地域社会で周りとの協調を大事にする国民性なので、どうしても出る杭は打たれてしまう傾向にあります。
一部の行動力のある農家さんは、無農薬をウリに
コメを1キロずつ袋詰めし、居酒屋や飲食店などの個人経営の店を回って売り先を開拓する人もいるが、時間も体力もない70歳80歳の高齢者には酷というもの。
顔見せの都度、店での飲食代だってバカにならない。
無農薬米に挑戦する若者がいる
しかし、そのような中、若者を中心に有機栽培や自然栽培に挑戦するのは若者が多くなってきている事実もあります。
多くの農家さんが行う農薬・肥料を使用する慣行栽培の平均年齢66歳に対し、有機栽培の平均年齢59歳(それでも若いとまではいえないですが…)の参入により平均年齢が下がっています。
今後の農業の世界でも、農業の常識を変革するには農薬不使用(無農薬)や、改革に挑戦する農家さんが必要です。
常識の枠を越えて挑戦する若者が増えて欲しいと思っております。
何故農協は反対するのか?
上部組織の全農から圧力がかかるからだ。
全農の指導に従わない地域農協は全農から圧力を受ける。
全農に強制監査を受ける地域の農協は
JAグループ内で、締め付けられ、孤立してしまう。
農協を通じないで、資材を購入したり、農産物を販売した生産者が、農協から圧力を受ける。
地域農協➡︎全農から高い資材を買うしかない。
農家➡︎高い資材を地域農協から買うしかない。
その皺寄せ➡︎農家の生産コストは高くなる。
農産物価格が低くい➡︎農家の経営は圧迫される。
農産物価格を高い➡︎消費者が高い価格で買う。
国際価格よりも高い➡︎関税が必要になる。
したがって、農協は、TPP交渉に反対する
いつまでも改革が進まない…
話が農薬不使用から外れましたが
誰もが無農薬が良いというのは
なんとくでもわかっていると思います。
なので「無農薬」と書いてあるものを探せば良いのかというと、そうではありません。
ちなみに「無農薬米」と表記はできません。
「無農薬米」といっても昨年以前に多量の農薬を使用していた場合、残留農薬の懸念があります。
また近隣の田畑での農薬散布が入り込む可能性もあります。
「無農薬米」は優良誤解をまねくために表示できません。
そのため
平成15年から無農薬米などの表示は農水省ガイドラインでは「特別栽培」とするように指導されています。
信頼できる農家さんを探し出せたら良いですね🧑🌾

