
商談、打ち合わせ、初対面の人との会話…「何を話せばいいかわからない」と焦ったことはありませんか?
実は、会話が盛り上がるかどうかは「話す力」ではなく「質問力」で決まります。
明治大学教授・齋藤孝氏のベストセラー『質問力』が、誰でも鍛えられる質問のコツを教えてくれます。
「何を話せばいいかわからない」という悩み
商談の席で、会話が途切れる。
初対面の人と話すとき、何を話していいかわからず沈黙が続く。
打ち合わせで、相手から欲しい情報を引き出せない。
こんな経験、ありませんか?
私もそうでした。「もっと話がうまければ…」「もっと面白いことが言えれば…」と、いつも自分の「話す力」のなさを責めていました。
でも、この本を読んで気づいたんです。
会話が続かないのは、話す力の問題じゃない。質問力が足りないだけだった。
質問力は「誰でも鍛えられる」スキル
著者の齋藤孝氏は、明治大学文学部教授で、ベストセラー作家。
この本で、齋藤氏はこう断言しています。
「話す内容をおもしろくするのは難しいが、質問は鍛えれば誰でもうまくなる」
つまり、質問力は「技化」できるスキルなんです。
才能じゃない。訓練すれば、誰でも身につけられる。
これを知って、すごく希望が持てました。
良い質問には「3つの条件」がある
齋藤氏は、良い質問の条件を3つ挙げています。
①相手が答えられる質問
そもそも、相手が答えられる質問でなければ意味がありません。
- 相手の過去の経験があること
- 現在の文脈とつながっていること
例えば、コンサル会社に転職した元居酒屋店長の友人に、「店長からコンサルへの転職は難易度が高いと思うけど、どうやって実現したの?」と聞く。
これは、相手の経験と現在につながっているから、答えられる。
でも、全く経験のない分野について聞いても、求める答えは得られません。
②相手が答えたい質問
次に、相手が「答えたい」と思える質問かどうか。
- 自分の関心があること(聞きたい質問)
- 相手の関心があること(答えたい質問)
この2つが重なる部分を狙う。
例えば、「年収はいくらですか?」と聞かれたら、「それ聞いてどうするの?」と思いますよね。自分の関心はあっても、相手の関心がない。
逆に、上司の自慢話は、相手の関心はあっても、自分の関心がない。
どちらも、会話は盛り上がりません。
私はこれを読んで、「ああ、だから商談で失敗してたのか」と気づきました。自分が聞きたいことばかり聞いて、相手が答えたいことを考えていなかったんです。
③相手が答えやすい質問
最後に、相手が答えやすい質問かどうか。
ここが一番重要です。
- 本質的であること
- 具体的であること
この2つが揃って初めて、相手は答えやすくなります。
例えば、友人に仕事のアドバイスを求めるとき。
【本質×具体】
「後輩との1on1ミーティングで、アジェンダを①期待内容・達成度合い、②良かった点・改善点、③改善に向けたアプローチ検討、で30分を想定しているんだけど、不足事項や順番、時間配分に違和感はない?」
【本質×抽象】
「最近評価高いって聞いてるよ。仕事のやり方何か変えた?」
【非本質×具体】
「Aってすごい評価高いよね。それって、見た目も関係してると思うんだよね。どのブランドの靴履いてるの?」
【非本質×抽象】
「仕事ってどうやってんの?」
どうでしょう?
【本質×具体】以外は、答えにくいか、あるいは意味のない回答になることがわかりますよね。
質問には「2つの目的」がある
齋藤氏は、質問の目的を2つに整理しています。
①仮説を検証する
自分が考えた推論が正しいかを確かめる。事前に「恐らくこうだろう」と予測を立て、インタビューで確認する。
②情報を引き出す
知らない・わからない情報をもらう。一般的な質問のイメージはこちら。
私はこれを読んで、「商談では①、雑談では②を意識すればいいんだ」と腹落ちしました。
まとめ:質問力を鍛えれば、会話が変わる
もしあなたが、「会話が続かない」「商談で情報を引き出せない」と悩んでいるなら、この本を読んでみてください。
話す力を磨くのではなく、質問力を鍛える。
それだけで、会話はずっと楽に、そして深くなります。
- 良い質問には3つの条件(答えられる・答えたい・答えやすい)
- 質問は「本質×具体」を意識する
- 質問力は訓練で誰でも身につく
この3つを理解するだけで、あなたのコミュニケーションは確実に変わります。
私も、まだまだ練習中です。でも、この本を読んで「質問力なら鍛えられる」と思えるようになりました。
あなたも、ぜひ試してみてください。
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