心理カウンセラー・公認心理師の栗林あや(いがぐりこ)です。
今日は、20年近く前のことを思い出したので、その頃の話を書いてみます。
当時の私は、自分の中の「嫌だな」って気持ちを、どうしても消したくて、消したくて、たまりませんでした。
旦那の実家で同居を始めて、長女が生まれて、親戚やご近所のお年寄りが、赤ちゃんを見に、突然、次々やってくる。
今思えば、お祝いで来てくれているので、ありがたい出来事だけど、
当時は、お産の直後ってこともあって、まるで自分の居場所に突然、土足で踏み込まれたような気がして、「いやだなぁ」「やめてよ!」って思っていました。
でも、そんな風に思ってしまう自分を、
「おかしいんじゃないか」
「嫁としてだめだ」
「ここに来たんだから、ここのやり方に従わなくちゃ」
って、責めていたのです。
カウンセリングの本を読みあさって、「大丈夫、大丈夫」って自分に何度も言い聞かせて、それでも「嫌だなぁ」って気持ちは消えなくて、結局、自分を責めてました。
「なんで私は、嬉しいって思えないんだろう」
「なんで私は、ありがたいって思えないんだろう」って。
消そう、消そう、としていました。
でも10年くらい前かな、ようやく、そういう「嫌だな」っていう自分の気持ちは、消さなくてもいいんじゃないかって、やっと思えるようになりました。
今も「嫌だな」って気持ちが出てくること、日常生活でいっぱいあります。
でも、それを消そうとするのを、やめました。
「自分に寄り添う」とか「まずはねぎらう」っていうスキルを身につけられたからです。
10年くらいかかりました。
だからもし今、あなたが「嫌だな」っていう気持ちを打ち消そうとして、でも消せなくて苦しいなら、その苦しみって、当然のものなんですよ。
責めなくていいですよ。
で、自分のことを責めずにいられた時、
「辛かったよね」って、労いの言葉や、寄り添いの言葉をかけられるようになった時。
やっと、その時に、次のアクションが口から出てくるんですよ。
例えば「次に来るときは、先に教えてね」って相手に言う、とかね。
「実は私、こういうこと困ってるんだ、しんどいんだ」って、そういう風に打ち明けられたり。
そうやって、やっと、自分の気持ちを、ちょっとずつ言葉にできるようになりました。
それにはまず、「自分を責めない」こと。
自分の気持ちを「ねぎらう」「受け止める」っていうことが、まず、めちゃくちゃ大事です。
その安心がないと、言葉として外には出せないから。
ちょうどこの話、動画にしました。
よかったら見てみてください。
▼私の居場所に入ってこないで。人が急に来るのが本気で苦手な人の心理
栗林あや(いがぐりこ)でした。
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