心理カウンセラー・公認心理師の栗林あや(いがぐりこ)です。
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お待ちしています。
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さてさて、ブログ。
先日、カウンセリングでクライアントさんとお話ししていたときに、自分の昔のことを思い出しました。
20代、会社員だった頃の話。
ある日、会社で電話を取ったら、お客さんからのクレームでした。
しかも、私の部署とは関係のない、別の部署への苦情だったのに、電話に出た私が、ずっと怒鳴られてしまいました。
若かった私は、電話の間、相手の怒鳴り声に耐えて、対応するのに精いっぱいでした。
考える余裕はありませんでした。
で、ようやく電話が終わって、受話器を置いて、少し落ち着いてきたら。
今度は、自分の頭の中から、別の声が出てきました。
「もし私が、もっと良い返事をしていたら、お客さんはここまで怒らなかったのかな」
「わたしが上手に対応しなかったから、いけなかったんだ」
「ああすればよかったのに。こうすればよかったのに。わたしはできなかった」
って。
頭では、ちゃんとわかっていました。
私の部署の話でもないし、私が何かしたわけでもない。
私は、たまたま電話をとっただけ。
それなのに、「私のせいかも」が頭の中に出てきて、消えてくれませんでした。
その日の夜は、ぜんぜん眠れませんでした。
次の日もその出来事で頭がいっぱいで、それから1ヶ月くらい、ずっと頭の中をぐるぐる回ってました。
あのとき、なぜ「私のせいかも」が出てきたのか。
大人になって、心理のことを学んでからわかったことがあります。
子どもの頃、父と母が怒鳴り合いの喧嘩をしていて、私はひたすら怯えていました。
でも、なぜ喧嘩をしているのか、子どもの私には理由がわかりませんでした。
理由がわからないまま怒鳴り声を聞いているのは、子どもの私にとって本当に怖いことでした。
その怖さに耐えられなくて、私は理由を自分で作りました。
「きっと、私がいい子じゃないからだ」って。
「わたしがもっといい子で、可愛げのある子供なら、お父さんとお母さんは喧嘩しなくて済むのに」
そう思うことで、なんとか自分の恐怖を落ち着かせていたのだと思います。
「私がいい子じゃないから、お父さんとお母さんは喧嘩するんだ」って、ずっとそう思って育ってきました。
でも実際、夫婦喧嘩なんて、本当は、子どもの私が原因じゃない場面のほうが、ずっと多かったはずです。
でも、「自分のせい」と思うことでしか、あの怖さから自分を守れませんでした。
あのクレーム電話のときも、心の中で、同じことが起きていたのだと、今は思います。
子どもの頃に身についた「誰かが怒っている=私のせいかもしれない」って考え方のクセが、
場所と相手を変えて、会社の電話口でも続いていたんだと思います。
自分が悪かったわけでもなかったし、考えすぎていたわけでもなかった。
最近は、そう思えるようになりました。
「今、頭の中で『私のせいかも』ってぐるぐる言っているのは、大人の今の私じゃなくて、子どもの頃の私の感情かもしれない」って。
そう気づくと、頭の中のぐるぐるに引きずられにくくなりました。
もし、昔の私のような方がいたら。
「私のせいかも」が出てきても、完璧に止めようとしなくて大丈夫です。
子どもの頃の私にも、そう言ってあげたかったなぁって思います。

ちょうどこの話、動画にもしてみました。
詳しくやり方を説明しているので、よかったら見てみてね。
▼自分は悪くないのに、責められると「私のせい」が出てくる理由【公認心理師が解説】
栗林あや(いがぐりこ)でした!
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