心理カウンセラー・公認心理師の栗林あや(いがぐりこ)です。
先日、久しぶりに、丸一日予定がない日がありました。
「今日は何もしなくていい日だなぁ!」って思っていたのに、
朝起きた瞬間から頭の中が動く動く。
「あのメール、返したかな」
「来週の準備、少しやっておいたほうがいいかな」
そんなふうに、次から次へと気になることが出てきちゃいました。
何もしなくていい日だったのに、全然気が休まっていなかった。
こういうことって、ないですか?
たとえば、仕事が終わって家に帰ってきたのに、
洗い物が残っていると「今やらなきゃ」と思って、体が勝手に動いてしまう。とか。
休みの日なのに、何もしていない自分が落ち着かなくて、結局ずっと家事をしてしまう。とか。
体がしんどいのに、「寝てる場合じゃない!」って自分に言い聞かせて動いてしまう。とか。
自分では、休みたいのです。
でも、休もうとすると落ち着かない。
もし実際に休めたとしても、動けなかったことで自分を責めちゃう。
どっちにしても、自分を許せない。
これ、しんどいですよね。
こういうとき、周りからは「もう少し休んだら?」って言われることがあります。
でも、休めない側からすると、そんなに簡単じゃないのです。
休みたい気持ちはある。
それなのに、止まれない。
この感じって、ただ真面目だから、だけじゃなくて、
私は、ここに「ちゃんとしなきゃ」の奥にある「怖さ」が関係してると思っています。
子どもの頃、ちゃんとしていたら、怒られなかった。
ちゃんと部屋を片づけたら褒められた。
ちゃんとお手伝いをしたら喜ばれた。
逆に、ちゃんとしていなかったときに、
怒られたり、がっかりされたり、相手にしてもらえなかったりした。
そういう経験があると、心の中で
「ちゃんとしていれば、私はここにいていい」
「ちゃんとしていなかったら、私の居場所がなくなるかもしれない」
そう学ぶのです。
その感覚が、大人になってからも残っていんだと思います。
「ちゃんとしていない私だと、ヤバイことが起きる」
その怖さがあるから、止まれなくなっちゃうんです。
気が休まらないで頭がフル回転になった時、
「今、私は何が怖いんだろう」って、自分に聞いてみる。
そうすると、何か発見があるかも。
たとえば、
「ダメな人間だと思われそうで怖い」
「サボっていると思われそうで怖い」
「ちゃんとしていない自分を見るのが怖い」
そんな気持ちが出てくることがある。
そこに気づくと、恐怖に追い立てられて動くのか、それとも、自分で選んで動くのかがわかるようになります。
「怖かったんだね。でも今は大丈夫だよ」
自分にそう言ってあげると、「じゃあ10分だけ休んでからやろうかな」って選び直せることがありました。
これ、めちゃ大きいことです。
ずっと気が休まらないのは、自分の居場所を守るために、ずっと身につけてきた仕組みだと思うのです。
だからまずは、休めない自分を責めるより、休めない自分が何を怖がっているのかを見てあげるといいです。
この話、YouTubeでももう少し詳しく話しています。
よかったら見てみてくださいね。
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