心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
「ここ、こうした方がいいよ」
たったそれだけの言葉なのに、
胸のあたりがぎゅっとなって、ショックで落ち込んだことがあります。
頭では「やり方の話をされただけだ」ってわかってるのです。
でも、体のほうが先に反応しちゃって、
まるで「あなたってダメな人間だよね」って言われたみたいな気持ちになる。
みなさんは、こういうこと・・・ありませんか。
私にはありました。
どうしてこうなっちゃうんだろうって振り返ってみたら、
思い当たることがありました。
子どもの頃、テストで間違えたことがありました。
解き方を教えてもらえるのかなと思ったら、
母に言われたのは
「なんでこんな問題もできないの!」でした。
できなかった問題の話じゃなくて、
「できない私」を否定された感じがした。
で、こういう経験が重なっていくと、
「何か指摘される=自分がダメだって言われた」
に自動で変換する回路みたいなものが、できあがってしまうんだと思います。
大人になっても、この回路って動くんです。
職場で上司に「ここ直して」って言われただけなのに、
「自分は使えない人間だ」って感じてしまう。
相手が変わっても、場所が変わっても。
しかもこれ、感情って理性より先に動くんです。
頭で「いや、やり方を直せばいいだけの話だよね」って追いつくころには、
もう体がこわばっている。
「頭ではわかってるのに止められない」って、
自分の理解力が足りないわけじゃなくて、
脳の仕組みとしてそうなっているだけなんです。
だから、止められない自分を責めなくて大丈夫です。
最近、カウンセリングでも
こういうお話をしてくださる方がすごく多くて、
私自身も改めて考えていました。
指摘されて胸がぎゅっとなったとき、
ひとつだけ、自分に聞いてみるといいことがあります。
「今言われたのは、私のやり方についての話かな。
それとも、私という人間を否定された話かな」
これだけでいいです。
感情を止めることはできないけど、
この問いかけをすると、
自動で反応した自分と、自分で考える自分のあいだに、ほんの少しだけ隙間ができる。
最初はうまくいかなくて当然です。
あとから「あのときは、やり方の話をされただけだったな」って気づくだけでもいい。
「弱いから傷つく」んじゃなくて、
過去の経験が作った反応のクセだったんだなぁって。
そう思えただけで、私は少しだけ自分に優しくできるようになりました。

この話、YouTubeでもう少し詳しくお話ししています。
よかったら見てみてくださいね。
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栗林あや(いがぐりこ)でした!
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