心理カウンセラー・公認心理師の栗林あや(いがぐりこ)です。

 

人との関わりの中で、「この人は本当に私の味方でいてくれるんだなぁ〜」と、安心して思える瞬間って、あると思います。

ただ、その「私はこうしてくれたら、味方だと感じられる」という「安心のスイッチ」って、人によって違うんだよね。



例えば、ある人にとっては「困ったときにすぐ駆けつけてくれること」が安心かもしれないし、

 

別の人にとっては「何も言わずにそっとそばにいてくれること」かもしれません。


安心を感じるポイントって、本当に人それぞれなんだと思います。



私の場合は、日常のちょっとしたやさしさとか気配りよりも、「いざというときに素早く動いてくれるか」で、その人に対する信頼感が、大きく左右されます。


困難や危機に直面したときに、相手が力強く立ち向かってくれると「大事にされてるなぁ」って強く実感できるタイプです。


逆に、相手が静観したり、先延ばしにしたり、おおらか過ぎて危機感がなかったりすると、

 

「私や私の大切なものが後回しにされた!ひどい!」って感じやすくて、その人に対する失望や不安につながってしまうこともあります。

 


これはダメなことではなくて、誰でもみんなそれぞれ持っている、安心をはかるときの「癖」みたいなものです。

 

 

だから、私の場合、もし、何かの困難が起きた時に、相手が静観したり、先延ばしにしたとしても、


それは、相手からの愛情がないからではなく、単に「安心のスイッチ」の位置が違うだけなんだよね。

 


で、この「安心のスイッチ」って、その人の人生で、過去に「守ってほしい」「信じてほしい」という願いが十分に満たされなかったときほど、この基準が強くなることがあります。

 

「こうしてくれなきゃ安心じゃない!」って強く思いがちになるのです。



そんなこともあって、私の場合は、「いざというときに素早く動いてくれること」「有事に立ち向かってくれること」を愛情と直結させがちです。

 

だからこそ、今度は私が、誰かに愛情表現をする時にも、「いざというときに素早く動いてあげること」が愛情表現になりがちです。

 

 

それ自体はダメなことじゃないんだけど、デメリットとして、

「私が当事者じゃないのに、つい周囲のことを背負い込みやすい」ということがあります。


「大切な人を守りたい」「損させたくない」っていう思いから、必要以上に他人のために動いてしまうこともあります。(おせっかい)

 


そんなときに、表に出るのはヤキモキした苛立ちだったとしても、

 

その奥には「私を大事にしてほしい」「見捨てられたくない」という気持ちが揺れているんだな、って気づきました。



最近の学んだことは「線を引くこと」です。


なんでも自分で抱えるんじゃなくて、「ここまでは自分の役割、ここから先は相手や専門家に任せる」と決める。

 


相手の行動をただ受け止めて「安心したよ」とだけ返す。


それだけでも、自分の中に落ち着きが戻るんだな、って感じました。



信頼の受け取り方も、私はまだ、一つの形に偏りがちです。


私の場合「困ったときに一緒に素早く立ち向かって、戦ってくれること」だけを、安心の証にしてしまうことがあります。


でも実際には、「安心」ってもっといろんな形があるんだと思います。
 

たとえば、「落ち着いてそばにいてくれる」とか、「ちょっとした気配りを見せてくれる」とか。


こういう「戦わない守り方」だって、安心できる愛情の一つです。



安心の感じ方が一つしかないと、相手の行動が自分の理想と違うだけで「大切にされてない!」って思ってしまうことがあります。


でも、安心の受け取り方を二つ三つと増やしていければ、「これはこの人なりの守り方なんだ」と思えるようになる。


そうすれば、人間関係はもっと安定しやすくなるなって感じてます。


あなたにとっての「安心の証」は、どんなときに感じられますか?

 

 

 

 

 

 

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