喪がついている時に、神社に参拝をする……というのは、神様に対して失礼であることを、これまでに何回か書いてきました。
「神様がいる『霊山』はどうなのでしょう? 登らせてもらっても大丈夫でしょうか?」
という質問をもらったことがあります。
これはですね、基本、遠慮したほうがいいです。
神様・眷属に対して、失礼な行為だからです。
厳しい眷属に、ペナルティを課せられる可能性があります。
喪中ではなく、生理中でも、厳しい眷属がいたら「コラー!」となることがあるのです。
私の生まれ故郷の、山岳系神様がいる山でのことです。
一度、生理中に「実験として」登ったことがあります。
登りの参道で、眷属の大天狗さんが「生理中なのに神聖な山に登りおってー! こいつはー!」と少々お怒り気味でした。
「すみません、今回だけ許して下さい。お願いします。参拝させて下さい」と謝りながら、お願いをしながら登りました。
大天狗さんは、ンモー! 状態でしたが、神様は怒っていませんでした。
「おぉ、識子か、よう来たよう来た♪」と歓迎してくれたのです。
神様に、非礼をお詫びして、生理中なのに参拝させてもらったお礼を言い、そこで生理中の参拝は神様にとってどのような感じなのかをお聞きしました。
「遠慮はしてほしいが……今日は気にせずともよい」と言っていました。
お会いするのが久しぶりだったので、神様は〝我慢〟してくれたのです。
神様は我慢をして、ニコニコしていましたが、眷属はそうではありませんでした。
この山は、幼い頃から何十回も登っている山です。
雨の日に登ったこともあります。
でも、すべって尻餅をついたことなど一度もありません。
それなのに、この日は何もない平坦な場所で、思いっきり足がすべって、激しく尻餅をつきました。
とてもお天気のいい日でしたからすべる危険性はまったくなく、それも平らな場所で……派手に転んだのです。
両手を地面についたため、ジンジンと両手が痛みました。
その両手で、さらにダメージを受けたお尻をさすっていると……
眷属の大天狗さんが目の前に現れました。
「どうしてこのような仕打ちをするのですか?」と聞くと、
「生理なのに山に登る、という無礼を働いたからには、代償を払わねばならぬ」と言われました。
転んだのは、ペナルティだったのです。
20年以上も昔の話ですが、従妹が生理中にこの山に登ろうとしたことがありました。
山のふもとに鳥居があるのですが、従妹はその鳥居の手前で転びました。
その時は、神様が怒ったのだと、私も叔母もそう思いました。
ですので、この時、従妹は山に登っておりません。
けれど実際は、代償を払ったので、登ってもよかったのです。
このように、生理中や喪中だと、登山前、登山中、下山時に、転ぶなどのペナルティが課せられるかもしれません。
神様に「代償を払わせなくてもよい」と諭されて、眷属が何もしないこともあります。
しかし、喪中の場合、神様や眷属は「喪」のほうが苦手なので、ペナルティを課せられる確率は生理中よりも高いです。
遠方にある山で、以前から計画をしていた。
飛行機や新幹線、ホテルの予約を全部キャンセルしたら、キャンセル料がけっこうな金額になる。
出かけるための休みもなかなか捻出できないから、キャンセルをしたら次はいつになるのかわからない。
……という事情で、喪中でも霊山を登る場合は、ペナルティ覚悟です。
神社よりも、山岳系神様がいる山のほうが、厳しい眷属は多いです。
ですから、山の神域に入る前、つまり、山のふもとで、しっかりと事情を説明します。
喪中は、神様や眷属につらい思いをさせるわけですから、軽く考えず、礼を尽くしたほうがいいです。![]()











