こんにちは。
札幌でKa.ELLEとしてダブルケアの活動をしている野嶋成美です。
昨日は『サポーターのためのグリーフを学ぶ会』に参加。
今回は遺族外来について、かんわ心療クリニックの院長・精神科医の稲川先生のお話をお聞きしました。
以前からじっくりとお話を伺いたいと思っていた先生だったので、この日をとても心待ちにしていたんです。
グリーフを抱えた人が、孤立しないでいられるようなサポート体制を北海道で作るために2016年に発足した任意団体です。
病院や訪問診療・訪問看護で働いている医療者や、市民でグリーフサポートを行うグループの方が参加しています。特定の病院や組織に所属している会ではありませんので、どこの所属の方でもご参加をお待ちしています。
*ホームページより抜粋
「患者家族も第二の患者」という視点
お話の中で特に心に残ったのは、「患者家族も第二の患者である」という言葉です。
特にダブルケアなどの多忙なケアラーさんは、予期悲嘆(大切な人を失うことへの不安や悲しみ)を抱えながらも、「自分が頑張らなくては」と必死で、自分の心の疲れを後回しにしがちです。
稲川先生は、そんな家族の声を拾い上げるために、廊下や待合室で話を聴くといった活動もされているそうです。
ケアラーへのアプローチと「否認」の受容
私からは、ケアラーの方々への接し方についてアドバイスを求めました。
先生から返ってきたのは、「否認」を受け止めるという大切なお話でした。
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「もっと大変な人がいる」
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「ダブルケア」という現状を認めたくない
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何も話したくない、口をつぐむ
これらもすべて、大切な防衛本能である「否認」の一種かもしれません。
先生は、その認めたくない思いや沈黙を否定せず、「そのまま受け取り、共にいること」が何より大切だとおっしゃっていました。
フラットな視点で支え合う
最後に私が「先生を頼りにしています」とお伝えすると、先生は「僕もあなたたちを頼りにしています」と返してくださいました。
どこまでもフラットで、相手と同じ目線に立ってくださる先生の姿勢に、私自身も深く癒やされた一日でした。
【今日のひと言】
お互いを支え合うことを、心に留めておこうと強く思った時間でした。
