こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
昨日は、2ヶ月に一度開催されている『サポーターのためのグリーフを学ぶ会』に参加してきました。
今回のテーマは「ペットの死はなぜ辛いのか ― ペットロスとの向き合い方」。
ペットロスになるほど、人とペットの関係がどれほど深いのかをもっと知りたくて参加しました。
続いて、葬送を考える市民の会の代表理事でペットのボランティアもされている澤さんが、当事者の立場から語ってくださいました。
「ペットは高齢になっても、かわいい幼児のような存在。
だからペットロスは、幼い子どもを亡くした悲嘆に近いのです」
この言葉に、ハッとしました。
思えばペットは自分の話を黙って聞いてくれる相棒であり、絶対的に守らなければならない存在。
いつも癒してくれて、そして、どんなときも無条件に愛してくれる存在。
それを失ったときの喪失感は、計り知れないのではないでしょうか。
私自身も猫を飼っていたことがあり、看取った経験があります。
けれども正直、「ペットロス」という気持ちがよくわかりませんでした。
ですが、この言葉を聞いて、ようやく理解できた気がしました。
また、澤さんが語られた体験談は、事実だけに胸に響くものがありました。
さらに、「ペットロスへのケアの方法」もとても印象的でした。
イラストや言葉にご自身が励まされたこと、
そして、リアルな羊毛フェルト作品によって、少しずつ癒されていった方のお話などもありました。
澤さんは、亡くなったペットの写真をもとに、イラストを描いたり、羊毛フェルトでリアルに再現されています。
会場に飾られていた羊毛フェルトを実際に見ましたが、まるで写真そのまま。
触れると羊毛の温もりが伝わってきて、心まで癒されるようでした。
必要な方がいらしたら、下記のサイトで販売されているそうなので、ぜひのぞいてみてくださいね。
櫻井先生の理論と澤さんの実体験が重なったことで、理解が一層深まりました。
ペット葬の事例、海外の事情、宗教観、価値観、自己愛の話など、どれも深く、学びの多い時間でした。
そのあとの交流会も温かく、充実したひとときでした。
ペットも、まぎれもなく家族の大切な一員です。
そして、ペットの介護が他のケアと重なれば、それもまた「ダブルケア」。
けれど、まだ社会では充分に理解されていない現実もあります。
今回の学びを、今後のダブルケアとグリーフの発信にしっかり活かしていきたいと思います。
【今日のひと言】
「ペットは家族同然」ーーその言葉の重みを実感した学ぶ会でした。





