こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
昨日4/27の北海道新聞の夕刊に『終活「親と話せず」67%』という記事がありました。
こちらは民間調査(SMS)で60才以上の親を持つ男女1003人からのアンケート結果です。
この調査の結果で67.7%が親と終活について話し合ったことがないという結果になりました。
終活を話し合ったことがない理由は以下のとおりです。
①切り出しにくい・話にくい・・・ 44.8%
②話す機会・時間がない・・・ 27.9%
③何を話すべきかわからない・・・ 21.9%
④親が元気なため必要ない・・・ 20.1%
⑤必要なし・・・ 9.5%
どの理由も頷けることばかり。
終活の話を子どもからは切り出しにくいですよね。
実際に親の終活の経験がないので何を話していいかわからないのも当然です。
親自身ですら、介護や看取りの経験がなければわからないことが多いかもしれません。
そこで私はこの調査結果の中で「③何を話していいのかわからない」に注目しました。
切り出しにくいのも、話す機会がないのも、何から話していいのかわからないからかもしれないと思ったからです。
終活と言えばエンディングノートがすぐに浮かびませんか?
エンディングノートはとても役に立つものです。
エンディングノートを書いてくれていたおかげで助かったという声を多数聞いています。
でも私はエンディングノートをお勧めする前に、もっと大切なことがあると思っています。
それは親がどう思っているのか知ることです。
何を話していいかわからないのなら、まずは親がどんなふうに自分の老後をどう過ごしたいか、最期をどのように迎えたいかを聞いてはどうでしょう。
例えば体調を崩したときはどうするか聞いてみるところから始めると聞きやすいかもしれません。
「あなたには迷惑をかけないから」とか「そんなこと考えたことない」とはじめは言われるかもしれません。
でもゆっくりと時間をかけてでも、どんなことを考えているのか聞いてほしいんです。
介護をする段階になると会話ができない可能性があります。
「施設にお世話になるから心配しないで」と言われたら、じゃあどんな待遇が希望なのか聞いてみる。
施設に入るときに親本人が自分で施設を探せるケースは少ないからです。
そして子どもであるあなたの気持ちも伝えてほしいのです。
あなたの人生です。
親はあなたが幸せであることを望んでいるから「子どもの世話にはならない」と心から思っています。
でも現実はお世話になってしまいます。
なら、どうすればいいのかを家族で一緒に話し合って考えてほしいんです。
介護は家族間での会話不足からのトラブルが多いと感じています。
親が元気なうちに親子で会話して、お互いに考えていることを話し合っておくことが一番大事で大切な終活だと私は思っています。
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