《循環するシステムを作る》思いのきっかけと動機 | ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

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15年の介護と子育てのダブルケアを経験した野嶋成美がダブルケアを楽にするヒント、孤独になりがちな毎日から解放されるヒントを、肩の力が抜ける遊び心を交え提案します。

 

こんにちは。

北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。

 

 

 

 

昨日のブログで《循環するシステムを作る》という思いを書きました。

今日はそう思ったきっかけを書きますね。

 

 

 

循環した社会にしたいと思ったきっかけは私の父のことがあります。

父は2000年のお正月に道で転び頚椎を損傷。

寝たきりになって15年間過ごしました。

内臓も頭の方もしっかりしていたのですが、首から下が動かない、全介助が必要な状態でした。

 

 

よく「歩けなくなったら終わりだ」という言葉を耳にします。

では、父は歩けなくなって終わりだったのでしょうか?

父の寝たきりの15年間は意味のない15年間だったのでしょうか?

 

 

一緒に介助していた私の妹は「父を早く楽にさせたい」と思っていたようです。

私は父がそれでも生きようと頑張っていると受け取っていました。

どちらが正しいということは問題ではありません。

ただ、あるおふたりを知ったことで、父の15年間がもっと違う形で過ごせたのではないかと考え始めました。

 

 

おひとりは『いい旅のススメ。』の著者、高萩徳宗さん。

こちらの講演に行ったことでがらりと見方が変わりました。

 

 

本を読んで、高萩さんの話を聞き、どんな人でも旅に出れることを知りました。

そして父はまだ60代で若かったのに、私は「介護される人」と決めつけ、制限してしまっていたことに気付きました。

 

 

父は「介護される人」だけではなく、母の夫で、私たちの父で、60代男性で、身障者で、子どもたちの祖父で。

父にはベットに横になっている以外の可能性があったんだと衝撃を受けました。

 

 

そしてこの方も大変影響を受けています。

 

 

吉藤オリィさん。

NHKの「逆転人生」の再放送をたまたま見て知りました。

彼を知ったことにより、体が不自由になってもできることがあることを知り、自分で自分の介護をする可能性も実現できると信じられるようになりました。

そして吉藤さんのようにすごいことは出来ないけれど、私にもできることがあるのではないかと思わせてくれました。

 

 

 

また、このお二人のSNSを通じて、身体が動かないと諦めるのではなく、可能性を考えて自分らしく生き抜いている人がいることを知りました。

 

2017年松山城のよしあきくんと(父と同じ名)

 

父は私に生き様を見せてくれました。

でも父は、自分の尊厳を守るために必死で戦っていたような15年間でした。

もっと楽しむ時間を持たせたかった。

それは単に旅に出るとかレジャーを楽しむとかではありません。

高萩さんのケアする人がつかない自由にできる旅プランだったり、吉藤さんの作ったロボット・オリヒメで働くといったような、社会につながって自分が社会の一員であるということを実感できる時間を持ってほしかったんです。

 

 

これらはまさに社会の中の循環だと思いました。

そして、私も最初は小さくても円(サークル)を作って循環するシステムを作りたいと思いました。

私にとっても循環するシステムは必要だからです。

これが私の《循環するシステムを作る》思いのきっかけと動機です。

 

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