こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者、そして演技の大切さを知った女優のたまごの野嶋成美です。
昨晩は介護×演劇ワークショップの3回講座の2回目に参加しました。
この講座は護職やケアに関わる方同士の対話の場「未来をつくるkaigoカフェ」の高瀬久子さんの主催です。
全国から介護職の方たちが参加されていました。
講師は「老いと演劇」オイ・ボッケ・シOiBokkeShiを率いる菅原 直樹 さんです。
第1回目の様子はこちらで。
ワークショップの2回目は実技編。
認知症の人とのコミュニケーションに演技を取り入れる疑似体験をします。
講師の菅原さんは2つのゲームを用意していました。
一つ目はイエス・アンドゲーム。
二人組で認知症の人と施設の人になり、施設役の人からの声掛けから始まります。
例えば「ご飯の時間ですよ」と声をかけると認知症役の人が声掛けに対して文脈のずれた願望を答え、それに対してイエス(肯定)とアンド(提案にのる)で会話するゲームです。
二つ目はブックス。
認知症の人を囲んで雑談しているシチュエーションにして、最初は認知症の人を否定、次に肯定をして雑談を進めます。
ゲームの後、参加した方たちの感想を全体でシェア。
認知症役の人は肯定されると受け入れられている感じがし、否定されると不安になり苛立ってくるようです。
私は見学でしたが、見ているだけでも伝わってきました。
次にブレイクアウトルームに少人数で分かれて今回の感想をお互いにシェアし、最後に全体でまとめて終了。
今回、印象に残ったのは、参加者のひとりから「施設の人の中で演技することで嘘をつく罪悪感を持つ人がいる」という話が出たことです。
菅原さんから「嘘をつくのではなく、演技を通じて認知症の人の世界に入り込んで、その世界を知ることでコミュニケーションをとると理解してください」との答えがありました。
演じることで「言動を受け入れ」て感情に寄り添うことができ、明らかに問題行動が改善しているケースもあるそうです。
施設では認知症の人と演技で関わることを知るだけではなく、さらに環境(施設全体で向き合う体制など)を整えることが大切だとのこと。
これが常識になってくれたら、認知症になっても穏やかに暮らせるんじゃないかと思いました。
次回は三回目、最終回です。
次は何を学べるのか、今から楽しみにしています。

