こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケアの専門家の「介護コンサルタント」野嶋成美です。
ヤングケアラーとは家族のケアをしている18歳未満の子どものことを言います。
子どもや若者が家族のケアをすることは良いこと、家族が助け合ってケアするのは当たり前と思う人はいると思います。
実際、子どものときに介護やきょうだいの世話をしていた経験がある人が周りに一人くらいはいると思います。
ではなぜ、今問題になっているのでしょうか。
昔と今の日本の違いから考えていきます。
大きな違いは、昔と比べて今の日本では、子どもが介護や家事やきょうだいの世話をするとは考えられていない点です。
昔は周りの多くが貧乏できょうだいも多かったので、当たり前に家族のケアをしていました。
現在は核家族化が進み、きょうだい数も減っています。
子どもがケアすることが当たり前ではありません。
子どもが家族の世話をしていると思わないので、家族の世話のため勉強ができない、遅刻が多い、忘れ物が多い、としてもすぐに気づきにくいのです。
子どもだけの問題(性格、習慣など)としてとらえられてしまうからです。
振り返ると私もヤングケアラーでした。
母は体が弱く、入院することもしばしば。
きょうだいは4人姉妹の長女で、家事や妹の世話をして、学校を休んだ時もあります。
この頃は一人っ子や二人きょうだいが多かったので、同級生に3人以上きょうだいがいる人はいませんでした。
この時の私は、勉強が遅れがちでしたが、辛いというよりも家族の役に立っていることを誇らしく思っていました。
周りもほめてくれたので、なおさらだったと思います。
このように家族が子どもをケアする人の一人としてあてにしてしまい、子どももまた家族の役に立つことを受け入れてしまう。
そうしないとどうしようもない状況だからです。
これによって問題が表に出にくくなり重症化してしまいます。
次回は具体的にヤングケアラーの問題点を考えていきます。

